会社であってもそうでなくても、人と人が何かをしようとする時は「価値観の共有」が必要になって来ると思います。その時、やはり同じ考えを持った人間同士で仕事をするのは、非常に重要だと思います。なぜなら自分には同じ考えを持った仲間がいるので、独りではないと云う事。そしてそれぞれの人が繋がっているという心強さです。
同じ価値観であるから、仕事に対する考え方も同じような考え方だし、理念も同じです。そこが一致していると、次何をするかが自ずとわかり、先の先まで共有できるので事が運びやすいと思います。
例えば、スポーツチームの場合、サッカーでも野球でもバレ―ボールでもバスケットボールでも、共通の認識があるから、あそこにボールを投げれば次どうするかというのが皆の頭の中に浮かび、では自分はどういう体制を取ればいいのかが自ずとわかって、自分の役割を果たすことが出来るのです。だからチームワークで点を取ることが出来るのです。それは価値観が共有されているからこそ、各人が判断して出来ることだと思います。
そして、仲間を信じているからこそ、心理的にも安心感がある中でやって行くことが出来るのです。仕事の場合でも、価値観を供しているからこそ、違う意見でも受け入れることが出来、それも含めて考えることが出来るのです。お互い、自分の意見を自由に言う事が出来、それぞれの意見が違うから出し合うことによって、第三の新たな考えも生まれる可能性があるのです。
共通の価値観があるからこそ、その共通の価値観を共有することが出来て理解することが出来るのです。個々人の主観的な基準をすり合わすのではなく、皆が共有しているものから共有していく方がお互いの前提の部分で話して行けると思います。
お互いにインプットや実体験により、共通認識や共通の価値観を共有することで、先のスポーツチームのように、「阿吽の呼吸」で、仕事が出来るのだと思います。
そこで一番大切なのは「人間としての価値観」だと思います。どういう働き方をするのかという「仕事観」が先ず一致しておく必要があるし、それぞれの人間的価値観が一致しておく必要があると思います。そこで共有されたものが、組織の文化であり、仕事に対する作法になって行くのだと思います。
共通のジグソーパズルが其々の頭の中に入っていれば、プレイ中、仕事中でも、仲間の打ったボールを上手く受け止めて成果につなげていくことが出来ると思います。近年は会社勤めのみならず、自分で起業する人も増えてきました。ただ、起業して社員を雇うことになった場合、この価値観の共有はその後の会社の発展に繋がって行くと思います。
会社組織や起業に限らず、人間としての価値観を共有すると言う事は、大げさに言うと「自分の人生を左右する」位、真剣に考える必要のある部分であると思います。
よき人と出逢い、よき仲間と出逢い、人間としての価値観を共有する。これがストレスフリーの仕事の仕方ではないかと思います。
じゃ、また明日!