自分が何か世の中で貢献する事を考えた場合、一番大事な事は自分が何が一番得意で、自分1人の個人の価値として「これだけは負けない」というものをもっているかどうか。と云う事のようです。会社の中では社長とか会長とか色々肩書はありますが、そんな中で「自分の”存在理由”は何か?」と云うことが言えるかどうか。これが大切になって来るようです。
ビジネスとなってお金を稼ぐとなれば、際立ったものがその領域にないと通用しないようで、卓越した秀でたものがあるというのが条件のようです。ビジネスに限らず、人とのかかわりにしても、「一番得意な事は何か」と云うことが大切になってきます。
会社の成り立ちを見ていても、創業者は得意分野から出発しているようです。例えば本田の創業者の本田宗一郎さんは”エンジン”が得意で、朝から晩まで”エンジン”のことばかり考えていたようです。ワコールの創業者も最初は奥様と二人で下着を売りに出掛けていたようです。
若い時から好きで打ち込んで、そこに特別な何かこだわりがあれば、そこから起業だって生まれるのです。最近は小学生のなりたい職業でゲーマーというのがありましたが、これもゲームに熱中するばかりにそれが高じて職業にした人もいます。兎に角自分の得意分野を持っていれば、起業の可能性もあると思います。
「無から有を生み出す」能力、それが社会では求められているのだと思います。まず、自分自身が自分の得意な事を深堀して、「この部分は誰にも負けない!」という領域を持つのが第一歩だと思います。若い時は失敗も多いです。しかし、その失敗の1つ1つが、その後の自分の糧になって行くのだと思います。
それともう1つ大切な事は、人の扱い方とお金の管理。この2つも起業するなら、大切なことだと思います。人に働いて貰おうとする場合、如何に能力の高い人に働いて貰うことが出来るか、というのが組織作りに繋がってくるのだと思います。まずは自分が率先して働いて、その姿を見せて人に働いて貰うというのが大事なようです。これは先日見たビデオの方も言われていました。最近は全く別の業界のトップの方のお話は、共通して同じような事を言われているような気がします。よってそれが本質なのかも知れません。
「意欲」と「能力」は違うのであって、いくら意欲があっても成功するとは限りません。また、「お人よし」が成功するとも限りません。結局のところ「やり遂げる力」「結果を出す力」のある人が結果を導くのだと思います。なぜなら、責任者は、やり遂げなければならないし、結果を出さなければならないからです。
起業に必要なのは、”経営学ではなく、”経営力”だと云う事になります。その経営力が「無から有を生み出していく」のであって、それは決して学問ではなく、経験なのです。色々失敗もし、失敗の中からも学んでいくし、試行錯誤の中からも学んでいきます。社員に辞められたり、外から叩かれたりしながら、だんだんと苦しみながら強くなっていくのだと思います。
それ以前に、「自分の強みは何なのか」そこからの出発です。
じゃ、また明日!