どの業界でもそうですが「人」を大切にしている所は伸びているようです。
商品を売っているようで、結局は商品と人を同時に売っているという事になると思います。接客業に拘わらず、対応するのは「人」です。何か失礼があったり問題があったりした時、どういう対応をするかによって、その後の評判や売り上げに繋がってくると思います。よって、社長やリーダーの考え方、姿勢がその会社の売上げに繋がって行くと思います。
「人」に対する信頼がモノを言ってくると思います。資金調達や買い付けなど、すべての面で「人」と関わってきます。社外だけではなく、社内も「人」との繋がりが大切だと思います。
社長やリーダーが社員の意見をよく聞いてくれる所は、普段目に見えない問題をキャッチする事もあります。その問題を解決することによって、新たなチャンスが生まれ、ピンチをチャンスに変えるきっかけも出てきます。現場主義の社長の場合は、自分で直接問題を解明しようと話を聴きに行きます。しかし、多くの場合は、幹部以下に任せ、現場で解決せよ!で終わらす場合が多いと思います。そうなてくると、辞めて行く人が出てくるのです。
メルマガやyoutubeで拝見していると、やはり、社長が直接か拘わっていると問題の視点が違うので、部下に任すのと問題解決の展開が違ってきます。そして、現場と話しているうちに、現場がゴールを意識し、ゴールに向かって進むようになります。その進み方は遅々としたものであったとしても、現場の目が違って来るのです。そうなると、いがみ合っていた現場もお互いがわかり合い、1つのゴールに向かって協力していく雰囲気が出てくるのです。
現場で一番動いていた社長の信用が積み重なってカタチになり始めると、だんだんと組織としての仕組みが出来上っていくようです。現場そのものを任せられるようになって社長の動き方が変わって行っても、自分が一番動いてみんなを引っ張るという形は継続していれば、少しづつ強い会社になって行くようです。
そうなると、良い仲間が集まるようになり、仕事の質も良くなってきます。結局は「人」でお客様に対しても、社員に対しても、社長が一人1人とどうコミュニケーションを取るか、と云う事になって来ると思います。
よく、あそこの会社はNo2がいるから会社が伸びるのだと言われる事もありますが、会社はNo2は伸ばさないと言い切る社長さんもおられます。「会社は社長・リーダーが伸ばすしかない」と。自分の会社は社長である自分が伸ばすしかないのだと。そして「自分の器以上に会社は大きくはならない」と。
現場で問題があれば、現場の解決の仕方を見ていて、違うなと思えば即動く社長であれば、即現場に行って詳しく当事者に話を聴き、問題点がどこにあるかを把握すれば、即それを解決する為の手をあちこち打って、解決の方向に持って行く。それをNo2に任せておけば、やはり色々な面での力、権限が違うので、ピンチがましになった程度の解決策しかなかったという事になります。そこで即社長が動いて、解決の方法を考え手を打てば、その問題を解決する過程で次の問題が炙り出され、その問題を解決する方法を考える中で、違った角度からの解決策が出てくる。
それをめんどくさがらずに解決すると、ピンチがチャンスになり、新たなゴールが見えて来るようです。これも、現場の1人一人とのコミュニケーションを大切にしたから見えて来たものです。ピンチをチャンスに変えれるかどうかは、即解決に動いたかどうかで分かれる可能性もあるようです。
じゃ、また明日!