朝のニュースの続きで何気なくTVを見ていたら、
還暦になったばかりの女優さんが言われていました。
「自分のプライドは、他人のためには何もならない」と。
私自身は「プライド」というものとはあまり関係の無い生き方なので、
今まではあまり気にも留めていませんでした。
「プライド」にはプラスとマイナスがあるようです。
例えば「プライドを持って生きる」とか「プライドをかけて仕事をする」
とかは、プラスに使われることがあります。
反対に「プライドが高い」とか「プライドが邪魔をする」とかは、
マイナスに使われる時があります。
そうなると、しっかり持っておくべきプライドと、
手放すべきプライドがあるように思います。
自分のプライドは、自分の自信を支えてくれるものになるし、
自分を高めてくれる原動力にもなってきます。
反対に職場などでは「自分の若い時にはこんなことをやった」とか
「以前の職場ではこんなノウハウでやっていた」とか、
新しい場所では今までのことが全く通用しないのに、プライドが邪魔をして
わからないことを素直に聞けないというようなこともあります。
それらは、以前のやり方に拘って以前の自分にしがみついているのか、
新しいこと、新しいやり方をゼロからやり直そうと吸収していくのか、
全く違う未来が待っています。
それは今朝の女優さんが言われていたように、
「自分のプライドは、他人のためには何にもならない」というのは、
全くその通りだと思います。
よって、自分を前に進ますことが出来ないプライドは、自分の邪魔になるので、
早く手放した方が良いと思います。
その為には、自分を客観的に見て、新しいことについて行けてない自分を
認めることが必要だと思います。
そういう自分を認めることができたら、質問もしやすくなると思います。
その上で「ではどうするか」「今から出来ることはなにか」
など考えるのです。
それを行動に移す時は、今までの自分の常識を一度壊す必要が
あるかも知れません。
或いは、誰かに頭を下げて新しいことを教えて貰わなければならない
かも知れません。
そうして着実に行動することによって、少しづつ結果を得られるようになり、
小さな自信を積み重ねることが出来るのです。
自分が行動して自分が得た自信は、周りからの評価もあります。
その自信は揺らぐことのない本物の自信であり、
本物のプライドでもあると思います。
そのような努力の上に勝ち取った自信は、自分の為のプライドとなり、
いつしか他人に誇示するマイナスのプライドを手放しているのです。
自分のプライドは他人のためには何にもならなくて、
手放すことができたなら、
凛として自分らしく生きる、本物のプライドになると思います。
じゃ、また明日!