何か物事を成そうと思う時はタイミングを考える必要があると思います。
いくら良いと思った事でも、その時の世の中の流れに沿ったタイミングでないと
なかなか人は集まってこないと思います。
小さなことで言うと、以前書いたことのある3カ月で店を閉めたそば焼き屋さん。
中学・高校の校門の真ん前にあるという好条件にも拘わらず、誰一人として
買わなかったのです。
それ以前はたい焼き屋さんで、学生たちは買っていました。
もしかしたら学校の校則で買ってはいけないとなっていたかも知れません。
しかし、店を開くタイミングが悪すぎるのです。
お昼前にお店を開けるようですが、学校の昼食時間は学生は食堂かお弁当です。
私学で今年から女子学生も入って来たので学生数は増え、今校舎を増築しています。
よって、食堂だけでは間に合わないと思います。
それがそのそば焼き屋さんは、誇らしげに「注文を聞いてから焼きます」と
書いてあります。
時間帯によってはそうすれば良いかも知れませんが、学校の昼食時間は
その直前から沢山準備していて、学生が買いに来たらアツアツを直ぐに
パックに詰めてお持ち帰りできるようにすることは出来ると思います。
「注文を聞いてから焼きます」というのが裏目に出たと思います。
また、閉店が早すぎます。
確か16時位に閉めていたと思います。
学生のクラブは授業が終わってからです。
運動部も盛んで、色々と優勝をしています。
体育館では遅くまで練習をしています。
練習が終わったら、お腹が空いているはずです。
その時に、校門を出て焼きそばの匂いを嗅いだら、友達と半ぶっこしてでも
食べたくなると思います。
なのに、16時で閉まっていれば意味がありません。
目の前の学校の学生に限らず、独り暮らしの多いこの地区では、
買い物帰りに夕食の代わりにと、買いたい人もいると思います。
それがその時にはお店が閉まっていれば、買うタイミングが無いのです。
そのお店の考え方、姿勢が通る人にも伝わるのか、お店のお隣の人以外は、
買っている人に出会ったことがありません。
このそば焼き屋さんの売りたいタイミングとお客さんの買いたいタイミングが
合わないのです。
オープン当初は何人か買っていましたが、その後リピータはいないようでした。
これは小さなお店の例えでしたが、大きな会社の大切なプロジェクトとなった場合、
世の中のタイミングを計るというのは非常に大切だと思います。
チャンスはコロナ後にあったと思います。
今でもコロナは続いていますが、政府がマスクは自由だと言った頃が、
何かを始めるタイミングだったと思います。
コロナ禍で仕事が出来なかったときに、それを考え続けて準備していたところが、
お店に限らず、結局は成功しているように思います。
本当はコロナは終焉してはいないけど、世の中の風潮として
「これからまた頑張ってやるぞ!」という瞬間に、新たな企画の募集をした所は、
気持ちが付いて行きやすかったと思います。
それから円安になり物価が上がり、自己投資するお金も気持ちも薄らいできたように
思います。
私の通っていたフットネスジムはコロナ禍でも持ちこたえて続けていましたが、
この6月で閉館しました。
反対に、コロナ禍で、店舗数を大幅に減らした大型ジムや閉店に追い込まれた
ところは、コロナ禍が終わった時のことを考え、その間準備していたと思います。
よって、今年に入ってから小さな事務が一挙に増え、ジム友達があちこちに
行ったので、急激に5~6件出来た小型ジムは何処とも満員です。
これもタイミングと言えばタイミングだと思いますし、
コロナが治まった時のことを考えて、カタチを変えて準備していたところが、
今、満員だと思います。
大きな規模になればなる程、タイミングと事前準備は大切だと思いました。
じゃ、また明日!