「相互依存の関係は自立した人にしか出来ない選択である」と言われます。
なぜなら、真の自立を達成する意思の強さが無ければ、それは無意味に
なってしまうからです。
困難な場面が訪れた時、その関係を保つ土台が無ければ人間関係は
崩れてしまいます。
反対にお互いの土台がしっかりと築き上げられていたなら、
その困難も乗り越えることができるのです。
人間関係に最も重要な事は、お互いどういう人間かと云う事です。
よって、先ず自分がどういう人間かという事で、自分の人格を育てる事になります。
自分の内面と向き合い、自分の人格を育てていくのです。
そしてそれは、自立するにつれて、主体的になり、価値観に基づいて優先順位を
付けられるようになるのです。
相互依存における「黄金の卵」とは、人との活発なコミュニケーション
によって、生み出される相乗効果であります。
相乗効果は、高い信頼関係を作り、それを維持して大事にしなければならないと、
言われています。
信頼関係で大切なのは、これもよく言われる「相手を大切に思うのであれば、
相手にとって大切な事を、あなたも大切に思う必要がある」と云う事です。
そして「人からされたいと思うことを、自ら人にしなさい」と云う事です。
この2つは私がいいなと思う方々がよく口にされる言葉です。
信頼に欠かせないのが「約束を守る」と云う事であったり、
「期待を明確にする」事です。
人間関係に於いて、役割と目標は最初にお互いの期待像を明確にしておかないと、
期待像の相違によって、誤解や失望が生まれ、信頼が薄らいできます。
「誠実さ」というのは、約束を守り、期待に応えることなのです。
そして信頼が増せば、愛されるようになるのだと思います。
その愛というのは、見返りを求めない無償の愛・無条件の愛に通じると思います。
相互依存の状態においては「目標達成の問題は、目標達成能力の機会である」
と、言われます。
なぜなら、目標達成のために出てくる障害は、その都度、乗り越える必要が
あるからです。
よって、乗り越えるたびに、深い人間関係を作る良い機会になるのです。
そして、乗り越えることが出来るたびに、その絆は深くなって行くのだと
思います。
その積み重ねの関係が自立した者同士のwin-winの関係に繋がって行くのだと
思います。
相互依存はお互い相手に依存して寄りかかるのではなく、
自立した者同士が助け合い、育みあって一歩一歩目標達成へと進んでいくものだと
思います。
じゃ、また明日!