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モノが売れるとかヒットするのは、そのモノを望んでいる人が多いからだと思います。
例えば高度成長期に白物三種の神器と言われた「冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビ」は、
当時の人々が「あれば生活が豊かになるのに」と思っていたモノでした。
経済的に豊かになってきて、買おうと思えば手が届くようになってきた時、
それらが世の中に出てきて、市民が飛びついたのです。
それによって女性が担っていた家事労働が非常に楽になりました。
毎日の食材の買い物は、冷蔵庫のお陰でまとめて買うことが出来ました。
ゴシゴシと手で洗っていた洗濯物は、一度に洗濯機で洗うことが出来ました。
映画館に行ったりお芝居を見に行っていた娯楽はテレビのお陰で、
家で寝そべって見れるようになりました。
これらは肉体労働だけではなく、時間のゆとりも与えてくれました。
よって、みんなが望んでいたので、瞬く間に各家庭に広がりました。
物質文明が発達していく過程では、企業は「人々をもっと豊かにしたい」という
大欲で商品開発がなされて行ったと思います。
最近は起業も増えてきています。
その時、1店舗だけでやって行くのなら、自分だけが食べていければ
それでも成り立つと思います。
しかしその時、自分の欲をどのように行動に結びつけるかによって違って来ると思います。
モノづくりではなく、サービスや教育など目に見えない仕事であれば、尚のこと
「人々をもっと豊かにしたい」という大欲と結びつけることができると思います。
例えば健康やジム関係であれば、自分の所のお客様だけが健康になれば良い
と言うのではなく、その地域のみならず、国民全員が健康になれば
膨れつつある社会保険に、大いに貢献することになると思います。
或いは病人を減らすという意味では、人手の足らない病院にも貢献することになります。
その時どういう意識でもって仕事をするのかと云うことです。
今は情報化時代です。
知識はAIが教えてくれます。
生まれた時からスマホで子守をされて育っています。
よって、3歳くらいからパソコンやスマホを触っています。
次に必要になって来るのは、どの情報を信じるかという、
正しい選択・判断の出来る人間に育てることです。
親自身が間違った情報を信じ込み、
子どもに押し付けて子どもが不幸になる場合もあります。
パソコンやスマホは人々に情報が行き渡り、
精神的にも人々がもっと豊かになる為のものだと思います。
しかし、そこでは本当の情報も嘘の情報も、煽って恐怖心を与える情報も、
誹謗中傷も溢れだしました。
社会をもっと豊かにするためには、それらの情報に対して一人1人が
正しく判断・選択する力を身に付けることです。
これからの教育は、自分で考え自分で判断する力を身に付ける教育が
必要になって来ると思います。
それらはAIの知識だけではなく、五感を使った体験・体感学習でないと、
本当の意味において自分のものにはならないと思います。
今までは知識があれば、それなりの生活は出来たと思います。
その知識を経験という手段で智恵に変えていくことが出来たからです。
しかし今はある意味環境が整い過ぎて、知識を経験という手段で智恵に変えていく
機会が減ってきたように思います。
よって、意識して体験・体感を増やす機会を作る必要があると思います。
「社会をもっと良くしたい」という願いは一人1人の願いの終結によって
実現していくのだと思います。
その「想い」を持てる人間を育てるのが、これからの教育だと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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