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「あの人はエゴの強い人だ」と、話したりする時があります。
「エゴって何?」と、思うけれど、エゴ=自我 のことのようです。
確か高校1年生の国語の教科書に「自我の目覚め」というのがありました。
その時の授業内容は、丁度自分自身の中で自我が芽生え始めていたので、
教科書ってよくできているなと思った記憶があります。
それまでも自分の思いや意見らしきものもありましたが、高校生ぐらいから
自分というものを主張し始めました。
そして他人の思いと自分の思いは違うのだということを知り、
其々が1個の人間だから、違って当たり前だと教わったように思います。
エゴというのは自分自身の「思い」から来るのであって、その思いは、
人は人、自分は自分だから「自分自身を守ろう」としていました。
何から守るのかと言えば、プライドやその時の現状からです。
社会人になると、「自分よりいい車に乗っている」「自分よりいい家に住んでいる」
「自分よりブランド物の時計やアクセサリ―を持っている」など、
目に見えるモノに対してのエゴがあります。
また、「あの人より私の方がいい彼氏を見つけた」
「私の方がしあわせに暮らしてるー」
など、目に見えないエゴもあります。
そして自我というのは、「変化」を恐れるので、今の現状を保とうとするのです。
よって「そんなの無理無理」「もしも失敗したらどうするの」
「やったらしんどいし、責任も取らなきゃいけないし、面倒なのでやめておこう」
と、楽な現状維持を保とうとするのです。
エゴ(自我)は、今までの自分の世界を保とうとする性質があるから、
いい悪いは別にして、「ただそういうものなのだ」というだけのことです。
自分の世界を保とうとする性質のものだから、エゴ(自我)が強すぎると、
苦しみの原因になり、プライドのお陰で、あまり意味のない「意地の張り合い」や
「競争」をするので、悩みが増えて行くようです。
反面、その劣等感があるので、苦しみが生まれ、成長できるチャンスもあるのです。
現状に満足してしまったら、成長はそこで止まってしまいます。
が、
エゴがあり悩みが増えることによって、強くなれるし、成長する事も出来るのです。
結局は、エゴは自分自身であり、自分の思いの中で「陰と陽」のバランスを
取っているのかも知れません。
「あの人は○○だ!」と、決めつけたりする、決めつけ目線であったり、
「自分は特別な人間だ」と、特別意識目線であったり、
「あの人は最後まで抵抗しているね」と、達観目線であったり。
結局は、自我(エゴ)は自分自身なのであるから、
「陰陽」のバランスを取りながら、自己成長させるしかないのだと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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