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自己啓発では「なぜやるのか」「何の為にやるのか」「何をやるのか」と、
聞かれます。
しかし最近は「どうありたいのか」「どうあるべきか」の方が先に考えるべし。
という考え方に出逢うようになりました。
最近土曜日は「プロジェクトX」がNHKで放送されるので楽しみですが、
ほぼ毎回と言っていいほど、感動します。
それは、やったことが無い目標に立ち向かう姿に胸が熱くなるからです。
しかも幾多の困難を乗り越えて、成功に導く。
決して諦めずに立ち向かう姿が、人間の本来の姿かなと思います。
その行動の判断基準は「あり方」だと思います。
この「あり方」こそが目的そのものだと思います。
「それをやる意義は何か」「何を目指す必要があるか」「それによって何を得たいか」
プロジェクトXには自分達がやろうとしている目的がはっきりしているのです。
その目的がはっきり確立されているから「何をやるのか」「どのようにやるのか」
という、手段・方法が選択されて行くのだと思います。
そして手段・方法が多いほど多くの選択肢の中からより良いものを選べるのです。
「目的は1つ 手段は無限大」と言われるのがそれだと思います。
1970年の万博では「人類の進歩と調和」というテーマで、未来の生活を
見せてくれました。
当時は夢物語のように見せられたものが、現在では生活の中で実現化されています。
印象に残っているのは、大きなショルダーバックのようなワイヤレスホンが、
片手で扱う今の携帯電話です。
そのほかにも電気自動車・エアドーム・電波時計・リニアモーターカーなど、
夢ではなく、現実のものとして存在しています。
1970年万博の「あり方」が、人々に「人類の進歩と調和」を見せたいというもの
だったと思います。
これこそが「やったことが無い目標にみんなで一丸となって立ち向かう姿」
だったのではないかと思います。
私も認識不足だったのですが、「目標」というのは「数字」だと思っていました。
なぜなら企業の目標と言えば、売り上げいくら、販売数いくら。と、数字でしか
評価されないイメージが強すぎて、目標=数字が頭の中を占めていました。
確かに数字も1つの目標です。その1つの目標をすべての目標だと思っていました。
具体的な数字だからわかりやすいし、浸透しやすいのだと思います。
しかし本来の目標は抽象的に「人々をしあわせにする」とか「より良い社会にする」
とか、そういう答えのないものだと思います。
答えを出さなければならないと思うから、数字でしか出せなかったのだと思います。
目的が抽象的な「あり方」であるならば、手段は具体的な「やり方」だと思います。
その具体的なやり方が色々出て来て選択肢が増えると、もっと自分に合った
あり方に沿う方法が導き出され、自分の可能性が広がってくるのではないかと思います。
普段は具体的な事で仕事や話は進みます。
しかし、時には私が昔よく言われた「それは理想論だ!」というのも、
必要かなと思い始めました。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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