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最近の日本のスポーツ界はどの種目を見ても、強くなってきなたと思います。
昔ならオリンピックに出られるだけでも凄い事だ、と持てはやされていましたが、
今や、メダルを取るのが当たり前のようになってきました。
これは選手自身がメダルを取りたいという気持ちが強くなってきて、メダルを取れる
という自信がついてきたのと、メンタルが強くなってきたからだと思います。
監督も勿論メダルを取るのを目的としているからだと思ます。
「メダルを取る」という目的の為には日々厳しい練習がつきものです。
その厳しい練習が目的の為には当たり前のことだという前提があるから、
どんな不条理な練習でも、やって行けるのだと思います。
グループの集団であれ、個人の師弟関係であれ、この「何のために」という
前提が共有出来ているから、監督と選手、或いは師弟関係が上手くいく
のだと思います。
そこに信頼関係が生まれ、確かな絆があるからこそ、メダルという高みに
手が届くのだと思います。
面白いもので、監督だけではメダルは取れないし、選手だけでもメダルは取れない。
両者の相互作用があって初めて力が掛け算になるのです。
その掛け算の結果を我々は見せて貰っているのだと思います。
企業に於いても、個人に於いても「何のために」という前提が共有できていれば、
夢は一緒に叶えられるのだと思います。
基準を高い所に設定すれば設定するほど、なすべきこと、やりたいこと、
今の自分に必要な事が見えて来る。
と、言われます。
自分の夢や目標を高い所に設定すれば、それだけでも次元が上がって行くような
気がします。
何事もそうですが、前提の共有というものは、あらゆる面に於いて必要だと
思います。
企業や組織の中での行き違いは、この前提の共有がなされていないから、
上手くいかないのだと思います。
前提を揃えることは、お互いを知る事でもあると思います。
人それぞれ価値観が違うので、同じ言葉でも捉え方が違う場合もあります。
その捉え方が違えば、描くものも違ってきます。
事細かなすり合わせは非常に大切な事だと思います。
長年一緒にいてわかりあっている者同士なら、そこまでしなくても同じものが
描けると思いますが、新入社員とベテラン社員ではどうしても捉え方や、
理解に差が出るので、価値観の共有や思考の共有は必要になって来ると思います。
オリンピックや企業に限らず、人間関係に於いても前提の共有は
必要だと思います。
師弟の間に確かな絆があるからこそ、
一人では到達できない高みに手が届く。
と言われるのも、そのためだと思います。
じゃ、また明日!