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歌手の加藤登紀子さんが、ある番組で
「戦争に勝ったのが勝者ではない。戦争を終わらせたのが勝者」
と言っておられました。
全くその通りだと思います。
戦場カメラマンの渡部陽一さんは、
「戦争は勝者・敗者ではなく、戦争そのものを休止させる。
 これが第三国の大切な任務となっています」
と言われています。
以下、インタビューへの渡部さんが語った言葉です。
戦争が起こっている原因、その根源になるのは貧困です。
地球規模での貧困という残虐な現実が戦いを引き起こし、
限られた資源の奪い合いをしています。
水・土地・農作物・海洋資源・天然資源・・・。
資源が豊富にある場所とそれを奪おうとする場所との間で戦争が起きている。
いわゆる地球環境を制した国が、世界の戦争をすべて制してしまう。
SDGsで支え合おうとしているものを、紛争や戦争で奪い合っている。
人が生きる為に必要な水や食べ物、土地が壊され、手に入らなくなっている。
SDGsは地球規模で、国、宗教、国境の概念抜きで管理して行こう、
未来の地球のライフラインを守ろう、という大切なメッセージであったはず。
戦争が行われている土地では、世界で守ろうとしているものを壊している。
貧困が生まれると、その地域で力を持っている者、特に武力的に力を持った者が
その地域を独占します。これがそのまま戦争に繋がっていく、という流れが
地球上で繰り返されてきています。
戦術というのは、相手国のライフラインを破壊すること。
人がそこで暮らせないようにすることが戦いを制する、残虐な方法。
その土地を壊す1つの方法が、化学兵器によって汚染させ、もう二度とその国の
国民が国力を再開させたり、敵対してくるような強さを保ったりできないように、
消してしまうというもの。その土地を廃墟にしてしまおうということ。
戦争の犠牲者はいつも子ども達。
その家族も戦争によって次々と犠牲となって行く。
教育、医療、農業など、人が暮らす上で先ず欠かせないすべての源泉が
戦争によって、理屈抜きで破壊され奪われています。
生きることが許されない環境です。
戦争がある限り、そこで子ども達が犠牲になっていく。
その環境下では闘いそのものを止めること、その国が止めることが出来なければ、
周辺の第三国が介入をして、戦争の停止以前の状態にしてあげなければならない。
勝者、敗者ではなく、戦争そのものを休止させる。
これが第三国の大切な任務となっている。
以上、加藤登紀子さんも渡部陽一さんも、
「戦争を終わらせた者が、勝者である」と
言われているように感じました。
ウクライナとロシアが戦争を始めた頃、私は携帯にカバーをかぶせました。
そして、戦争が終わったら、新しいカバーに変えようと。
しかし、こんなに長く続くとは思っていなかったので、
カバーは汚れて変色しています。それでも我慢して汚れたカバーを使っていました。
しかし、もう限界で新しいカバーに変えましたが、誰しもこんなに長く続くとは
思ってもいなかった事だと思います。
犠牲になっている命のためにも、人類のためにも、地球のためにも、
戦争を終わらせる勝者が早く出てきてくれることを、祈るのみです。
じゃ、また明日!


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