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パソコンで色々検索していると、時々仲睦まじい老夫婦の写真が目に入ってきます。
家の近くでも毎日朝と夕方、老夫婦が散歩されている姿をお見掛けします。
最初は挨拶してもお返事が無かったのですが、最近はにこやかに挨拶を
して下さいます。
昔は手を繋ぐのは若いカップルと決まっていましたが、
今は色々な年代の人が手を繋いでいます。
特に老夫婦になると、お互いこけないようにと違う意味で手を繋いでいます。
私も母親が痩せていたのでこけやすく、一度こけてからはずっと手を繋いで
歩いていました。
それを見ていた方が、いつもすれ違う時に「仲の良い親子だね~」と、
言って下さいました。
私としては転んで大腿骨骨折の方が後が大変だからでしたが・・・。
いつも目にしていた写真の外国の老夫婦は、結婚70周年の記念に、
お孫さんが写真を撮られたとか。
90歳と89歳のご夫婦の若い時は、写真を撮ろうという発想が無かった時代のようで、
ウエディングベールに包まれた、写真はお孫さんからのプレゼントです。
結婚式の写真というのは、若い時の一番しあわせな時に撮っていますが、
私も昔から、自分がもしも結婚するような時があれば、そういう写真を撮る時は、
晩年に「この人と一緒に生きれて良かった」と心からそう思えた時に撮りたいなと
漠然と思っていました。
夫婦の良さは一緒に生きてみて、二人で何かを生み出すことが出来た時に、
しあわせを感じることができるのではないかと思うからです。
確かに結婚式を控えたあたりでも十分しあわせだと思います。
しかし、その時のしあわせと、晩年苦楽を共にした時間を過ごしたしあわせとは
また、違った味わいがあると思います。
現在は生涯独身でも昔と違い、肩身の狭い思いもすることなく、離婚しても、
とやかく言われることのない時代になりました。
世間体を気にして、一生我慢して生きる必要もなく、
自分の人生は、自分がしあわせな方を選択すれば良いのです。
よって、結婚がすべてでもないし、結婚式がすべてでもないし、
やはりお互いの気持ちや生き方の方が大切だと思います。
あまり何も深く考えることなく、私は10代の頃から
「結婚式は晩年に、本当にこの人と一緒に生きて来て良かったと思った時に」
皆さんに祝福して貰いたいなと思っていました。
写真の老夫婦のように、永遠の絆で結ばれた二人の笑顔に、命の尊さを感じました。
年を重ねても、手を繋いで歩けるようなカップルは、
見ていてもこちらまでしあわせになります。
何事も年齢は関係ないと言われますが、お互いを労わり合うのは、
老夫婦の方がお似合いかも知れません。
目に見えない絆の深さに、しあわせを頂いた写真でした。
じゃ、また明日!