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「エネルギーは循環する」と言われます。
大げさに言えば、カラダのエネルギーだけではなく、社会のエネルギー、
人間関係のエネルギー、世界のエネルギー、宇宙のエネルギーは移動しています。
血液の循環が悪くなれば病気に繋がります。
すべてのものは循環しているから、そこには新しいエネルギーが生まれるのだと
思います。
お金もエネルギーだし、景気もエネルギーになると思います。
ただ、循環には良い循環と悪い循環があるようで、この循環を間違えると、
皆がしあわせから遠ざかってしまうと思います。
特にお金には利害か絡むので、時にはややこしいエネルギーになります。
かなり以前、日本が今のように景気が悪く落ち込んでいた時、
ある大企業を退職された方が「どこかで戦争が起こったら、日本も儲かるのに」
と言われていました。
その時、なんてことを言う人なのだろうと思いましたが、
その人の働いていた会社は武器を作って儲かっていたのだと思いました。
今のウクライナとロシアの戦争を見ても、武器によって沢山の人間が殺されています。
自分の作っているもので沢山の命が奪われているという事を見ないで、
自分の目先の事だけで、どこかで戦争が起きれば給料が上がるのに!という発想です。
自分の給料と命を天秤に掛けて、給料を選ぶのです。
この人は自分の子どもや孫を、自分の給料のために送り出すのかなと、
その時思ったものです。
2013年、ノーベル平和賞に輝いたマララ・ユスフザイさんは17歳の誕生日に
国連で教育の力を訴えました。
「本とペンは私たちの、最も強力な武器です」と。
同じ武器でも人の命を奪う武器と、教育という人類を発展させる武器と。
お金というものをどこにどのように使って循環させるかが、
地球人にとっての選択だと思います。
国民性として、
「アメリカ人は消費して、日本人は貯金して、中国人は投資する」というのが
あるようですが、ではなぜ日本人が貯金しなければならないのか。
貯金しなければ将来が不安な政治経済は誰が作っているのか。
それが本当の日本人のしあわせな智恵なのかどうか。
血の巡りが悪くて不健康な時は、生活習慣を改めて体質改善をするように、
血液サラサラ状態に改善する必要があると思います。
お金で言えば「人様が喜んでくれるような価値を提供する」体質改善だと思います。
今の政府のお金の使い方は、日本を豊にするお金の使い方ではなく、
一部に澱む、循環しないお金の使い方です。
よって「日本はもはや相手にする国ではない」と言われる所以だと思います。
日本人の持っていた技術力、昔からの智恵。
これらを良いエネルギーとして、どんどん循環させて活かしていかないと、
将来の子ども達が夢を持てない国になると思います。
将来ではなく、もはやそのようになりつつありますが。
目に見えている事ばかりに振り回されず、
目に見えないことに意識を持ち、長期的に、いいエネルギー、価値を
循環させて行って貰いたいものです。
その為には、本当に一人一人の選挙権は大切だと思います。
政治を司る人達を選んでいるのは、国民一人一人ですから。
じゃ、また明日!