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人は産まれた瞬間から、自分の人生の持ち時間が1秒ずつ消えていきます。
これはどんな不平等な社会に於いても、人々の中では平等な事です。
人生も後半に入ると、残り時間をどう使うかが自分の課題になってきます。
最終的に自分が悔いの無い人生だったと思って、最後の日を迎えることが
できるのなら、それが一番しあわせな事だと思います。
若い時は、自分はこう生きたいと思っても、親や周りから無難な方を勧められ、
想うように生きることが、出来なかったかも知れません。
しかし、人生の後半になれば、やはり自分の生きざまは自分で決めたいものです。
昔から「60の手習い」という言葉がありましたが、60歳から物事を始めても
「決して遅くはない」という事なのです。
しかも現代は10年延びたようで、昔の60歳が現代の70歳のような
気がします。
ある人が60歳の時にピアノを習いたいと思いました。
しかし、家族の人に「今更習っても」と言われ、諦めました。
83歳になった今、街角ピアノで年配の方が弾いているのを見て、
「あの時習っていれば、今頃はピアノを弾けるようになっていたのに」
と、悔やんでいるようです。
私の周りの80歳代の方達は、皆さん60歳代から色々な習い事を始められています。
20年経てば、それなりに身に付いておられます。
物事に遅いという事はなく、年齢を問わず、何かを始めようと思ったら、
その時がその人にとって始める時なのだと思います。
迷ってぐずぐずしていると、折角のチャンスを逃してしまいます。
昔、TVコマーシャルで流行ったのがありました。
「いつやるの?」「今でしょ!」
今日が自分の人生の残り時間からすると、一番若い日になるのです。
スピード感を持って決断していかないと、可能が不可能になってしまいます。
私の小学生や中学生の頃は、外国のお年寄りは幾つになっても赤や黄色の
お洋服を着ていました。
それを見た周りの年配の方々は「いい年をして派手な服装をして」と、
眉をひそめていました。
今、80代の方々は、赤やピンクや黄色など、超ド派手という服を着ています。
聴く所によると「昔の服が沢山あるから」。
今、着ておかないと、将来着る機会が無いからとか。
その服を着ていた時は若い自分だったけれども、
今、もう一度着ている自分は、経験から来る落ち着きや深みが、
プラスされています。
「今日が人生で一番若い日」
そう思うと、何もかもが愛おしくなり、大切にしたくなります。
よって、やるなら「今しかない」のです。
じゃ、また明日!