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今日からNHKの「寅に翼」が始まりました。
女性初の弁護士で、後に裁判所所長となる三淵嘉子さんの物語のようです。
今では女性も社会に出て働くのは当たり前になっていますが、
男尊女卑の時代に於いては、女性は結婚して子供を産んで家庭を守るという
世間の価値観に対し、大学で法律を学ぶというのは、
かなりの信念が必要だったと思います。
今日は用事で地下鉄に乗ったのですが、新調の背広に新品のビジネスバッグを
持った人が集団で乗り込んで来たなと思ったら、企業の入社日でした。
彼らはどのような夢や希望を抱いて新入社員となったのか、将来が楽しみです。
最近の若者は終身雇用は望んでいなく、やりたい仕事があれば転職していくので、
それも自分の人生の選択かなと思います。
今日たまたま目にした日経電子版に、経営者が「夢」を語り始めた。
という記事がありました。
「企業は停滞の30年でまとった縮小均衡の経営を捨て、再び世界に打って出つつある。
 国の富の源泉は政府でも家計でもない。企業だ。経営者の決断、そして経営者の夢が
 企業を次の飛躍の舞台へと向かわせる。」と。
今では国民は誰も政府を信じていないし、当てにもしていないと思います。
金銭感覚はおかしくなっているし、私利私欲にまみれているし、現状は見えていない。
経営者の方がこの国を動かす力を持っていると思います。
その経営者の方々は、昔のように利益追求だけに重きを置く経営は過去のものに
なりつつあり、社会での存在意義を意識した経営が広がりつつあるとか。
そして、社長が語る夢に共感した従業員が成長のエンジンとなり、
動きだした会社にはお金も人も集まってくる、と。
渋沢栄一の言葉に「夢なきものは理想なし、理想なき者は信念なし」
というのがあるようですが、まさしく信念を持っている人は理想があり、
その人の哲学を持っているようです。
今年、能登半島地震の翌日、1月2日に日本航空機が空港で燃えていました。
鳥取三津子社長は「乗員乗客は全員無事」の知らせで、日頃の訓練だけではなく
「乗務員の強い使命感が乗客を守った」と言われています。
日立製作所の小島啓二社長は「日本の緻密な働き方に先端技術を組み合わせれば
世界で勝てる」と云われています。
由紀ホールディングスの大坪正人社長は「技術で道を切り開く。世界の技術革新を
中小がけん引するモデルになる」と言われています。
日本がどんどん世界から遅れを取って、取り残されているような感じになりましたが、
企業の社長さん達が、巻き返しを図ろうとしているようで心強いです。
日本の国を守るのは現在の政治ではなく、企業や国民一人1人の力になってきている
ような気がします。
「夢は人を動かす力を持つ」というのは、風の時代の流れだと思います。
これは産業界だけではなく、各業界にも共通するものであるし、
教育界も同じだと思います。
子ども達が夢を持てない学校、子ども達が夢を持てない教育は、
もはや教育ではない!
という時代に差し掛かっていると思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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