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以前から面白いと聞いていたTVドラマ「VIVANT」。
遅ればせながら今日ビデオで見終わりました。
確かに皆さんが面白いと言われるように、どんどん引き込まれて最後は一気に
見てしまいました。
その感動がまだ冷めやらぬうちに、今日のメルマガの1つに同じような事が
書かれていました。
「自分が儲けたい」のか「世の中を良くしたい」のか。
最近は起業しやすくなってきたのか、美容系でもジム系でも、マンションの一室を
借りてどんどん開業する人が増えています。
食べ物屋さんも次から次へと入れ替わっています。
そんな中、2年くらいで消えてしまうお店と生き残っているお店に分かれます。
共通しているのは「ブームに乗ってとりあえず自分が儲かれば良い」
と思ってやっているのか、
やっていることが「人のため、世の中が良くなるよう役立っているか」
と思ってやっているのか、の違いです。
最初に立ち上げる時の目的をどこに置いているのかによって違ってきます。
ウチの近くにいつも満員のおうどん屋さんがあります。
その場所は色々なお店が次から次へと変わり、お店が定着しない場所でした。
しかし、そのおうどん屋さんが入ってからは、人が並び、数年たっても開店の
30分前から人が並んでいます。
そのお店はただ単におうどんを食べて欲しいというだけでなく、材料に拘っていました。
おうどんは店主が自らこねて作っています。
よって、時々、太いのと細いのが入っていたりします。
材料の野菜は朝取りの有機野菜を仕入れているので、その日によって野菜が変わります。
カレーうどんにしても、カレーが見えないくらい上にぶつ切りの野菜の素揚げが
一面に乗せてあります。
私はあまり外食はしないし、おうどんも食べないのですが、そのお店だけは時々
行きたくなってカレーうどんを頼みます。
行くたびにお野菜が異なっており、だから余計に飽きないのだと思います。
かき揚げもその日の仕入れによって違うし、素揚げのお野菜がおいしいので、
すぐに売り切れてしまい、私もまだ一度も食べたことが無いのです。
私は最近小麦粉が食べられなくなり、アレルギーとまでは行かないのですが、
小麦粉を食べると腸の調子がおかしくなるのです。
しかし、そこのおうどんだけは食べても何ともありません。
店主が拘っている国産の小麦粉を使いお出汁も薄味でじっくり煮だしています。
だから、他店より50円~100円高くても行列ができるのです。
店内のポップをみても、カラダに良いものが紹介されていますし、
産地も書かれています。
このお店はただ単にお昼ご飯に定食を提供するだけではなく、
お客様の健康に繋がる素材で提供するのを目的にしているのだなと感じます。
このお店だけではなく高級レストランにしても、素材にこだわっている所は
〇〇さんの畑で取れた有機野菜を使っておられます。
なぜなら、野菜本来の甘味を引き出せば、あまり手を加えなくても美味しく頂けるからです。
その味を知っているから、結局は素材にこだわるお店は〇〇さんの野菜を
朝早くから仕入れに行かれるのだと思います。
そしてそれらのお店は何年経っても、コロナであっても、満席状態なのです。
いつも満席で忙しい割には、儲けとしては薄いかも知れません。
しかし、その裏にはただ単に食事を提供しているという事だけではなく、
お客様に健康を提供したいという想いがあるからだと思います。
自分だけが儲ければ良いというお店は、ひどい所では化学調味料で誤魔化しています。
しかし、やはり長続きはしていません。
ジムにしても、24時間いつでもどうぞ!という所は、運動したい人向けであって、
その人が正しいマシンの使い方を覚えたり、正しいカラダの動かし方を身に付ける
ことはないと思います。
目的は「手軽で便利」ということであって、健康なカラダになるという目的は、
一番ではないようです。
健康なカラダを目的に置いている所は、マシンと共に栄養指導も平行してやっていると
思います。
色々な業種、色々なお店がありますが、そのお店の目的をどこに置いているのか。
目的を持ってやっている所は、やはり同じ目的を持った所と、
自然と繋がっていっているように思います。
1軒1軒、個々のお店として独立しているけれど、同じ目的を持った仲間として
横の繋がりを持ち、いつしか連帯して全国展開へと繋がっていくのだと思います。
これからの世の中は「自分さえ良ければ」「自分さえ儲かれば」という価値観は
すたれていくと思います。
じゃ、また明日!