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依存症と言っても色々あります。
アルコール・タバコ・薬物・ギャンブル・SNS・ゲームなど依存する対象は様々です。
最初はストレス解消という位にしか考えていなくても、
例えば、たばこを吸うと落ち着く経験があったり、お酒を飲むとストレス発散に
なったりと、自分の心地よい状態に浸れます。
しかしそこから段々と量や頻度が増えていって「それがないと生きていけない」
ような状態に陥り、それが依存症への第一歩となるのです。
そのきっかけが普段からの寂しさや、強い劣等感を抱いていたり、
押さえている感情を上手く発散出来ない場合など、こうした行動になりやすく
依存への第一歩になって行くのです。
これらとは少し違うかも知れませんが、最近ではSNSの依存も多いようです。
もっと感じるのが、ほとんどの人が携帯を持っているので、すぐに答えをSNSの中で
探します。
子育て中のお母さんは、身近に聞く人がいなければ、すぐに検索して、
応えが見つかれば、ホッとするようです。
しかし、その情報に振り回され、何か月たったら離乳食と書いてあるから、
離乳食にしなくっちゃぁ。
何か月たったら言葉を発して、と書いてあるけど、まだまだ言葉は発しない。
と、そのSNSの情報と比べて、少しでも違っていればうちの子は発達が遅れて
いるのではないかと、不必要な心配を積み重ねるのです。
そしてまた、食器の片付けや洗濯の時など、赤ちゃんに動画などを見せて、
SNSに子守をさせているので、すでに赤ちゃんの時からSNSにはなじんでいく訳です。
あらゆる依存症は「辞めたくてもやめられない」状態になります。
段々とのめり込んでいき、自分で自分をコントロール出来なくなってしまいます。
子育てと上記の色々な依存症とを一緒にしてはいけないかも知れませんが、
繰り返していくと、自分の意志ではやめられなくなってしまうのです。
親が携帯ばかりみていて、子どもが話しかけても上の空の返事しか返せない。
メールを送るのに夢中になって、子どもから目を放してしまう。
子育ての段階からSNSに侵されてしまっているのです。
その様に育てられた子どもは当然、小さい時からSNSは面白いものだと思い、
何の抵抗もなく、SNSの世界にはまり込んで行ってしまうのです。
SNSの中にも良い情報は沢山あります。
通信代のみで沢山の講座を聞けたり、読んだりすることができます。
新しい情報もどんどん知ることができます。
講演者や著者と気軽に交流する事も出来ます。
それらの良さも十分ある反面、SNSに頼り過ぎると、
自分を見失い、自分の考えが分からなくなり、自分の人生ではなく、
情報の洪水の中の人生を送ってしまうことになるのです。
よってこれからの時代、SNSの使い方を意識して、自分の人生に役立つ事は
どんどん取り入れて、自分をコントロールしながら活用することが、
大切になって来ると思います。
SNSにのめり込んでいくと、自分が分からなくなり、自分の人生を見失ってしまいます。
あくまで主導権は自分であって、SNSに主導権を奪われた人生だけは
避けた方が良いと思います。
人は何事にも依存しがちです。
しかし、そんな中でも自分を見失うことなく、
自分の中の依存をコントロールしながら生きていく方が、より可能性のある人生を
送れるのではないかと思います。
じゃ、また明日!