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私も含めて現代人は生きていくのに必要な五感が鈍ってきているように思います。
ネットワーク「地球村」の【巻頭語】に以下のようなものがありました。
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五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)とは、生きていくための基本的な感覚です。
自然界では、五感を十分使わないと生きていけません。
一瞬のすきが死を意味します。五感はとても大切です。
自然界に暮らす動物は、五感によって外部情報を取り込み、それを理解し、
それを元に判断し、生きていくための行動を生み出します。
五感は生きていくためのセンサーであり、生きるエネルギーの元です。
感動したり、わくわくしたり、危険を感じたりすることは、
すべて生きるために必要な基本的な感覚です。五感はいのちの根本です。
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五感はいのちの根源であるというのは、あちこちで書かれてありました。
確かに動物は五感で生きているし、自然界も五感そのものだと思います。
五感がいのちの根源であるなら、五感がマヒしてくると、
生きようとするエネルギーが落ちてくるのも当然になってきます。
今の日本を見ていると、生きていくエネルギーが衰えてきているように思うのは
五感が衰えてきているのではないかと思います。
人はお金や物質に関心があり、社会は自然界から遠ざかっています。
むしろ自然を壊して、それが発展だと思ってしまっています。
それが間違いであると気付き始めている人もいますが、どうしてもそこに
お金が絡んできてしまうのです。
五感を研ぎ澄ますと、全てのものは自分と関係があり、関心が向きます。
関心があるから、人の気持ちがわかるようになり、
人の不幸がほおっておけなくなるのです。
「今だけ 金だけ 自分だけ」の世界は自然界を無視したエゴの世界です。
よって、人の気持ちなどわかろうともしないし、わかる感覚が鈍ってしまっているのです。
自分だけのしあわせは無いと思います。
皆のしあわせがないと、本当のしあわせもないのだと思います。
五感という感覚が無ければ、行動も成り立ちません。
なぜなら、人は感じるから行動するのです。
感じなければ、何をして良いのかわからないからです。
五感のセンサーは人によって感じ方が違います。
目で見た情報で考える人。
耳で聞いた情報で考える人。
同じ情報でも、それぞれ感じ方が違っているのです。
また、それまで自分が育った環境や、人生の経験でも大きく影響されます。
よって、一人1人自分が見えている世界、感じている世界は、
結局は自分が創り出している世界の中で、自分が生きている事になります。
最近はこの感覚が少しづつわかるようになってきました。
自分の作り出した世界は、時には思い込みによって自分を追い込んだり、
人を憎んだり、前に進めないような状態も創り出してしまいます。
そういう世界の自分を客観的に俯瞰して見てみると、
今と違った自分が見えてくる可能性があると思います。
自分の五感を目いっぱい研ぎ澄ませて、自分の生き方・あり方を考えれば、
自分の想うような世界が描けるというのもわかるような気がしてきました。
結局は、
自分のしあわせは自分が創るしかないのです。
自分のしあわせは自分が創れるのです。
自分の鈍っている五感を目覚めさせていきたいものです。
じゃ、また明日!