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芋虫と蝶の違いは? と、聞かれて私は一瞬戸惑いました。
芋虫は自分で葉っぱを食べるだけですが、蝶は蜜を吸い、花粉を運びます。
花粉を遠くに運んで行き、そして新たな場所で実を結び、新たな芽生えをもたらします。
蝶は仲介役となって、周りに豊かさをもたらすのです。
芋虫が蝶になる本当の目的は、自分が綺麗になって空を飛べるからだけではありません。
蝶になれば、それだけ社会の役に立てるからです。
その辺りの目的意識を間違えると、本来の目的が達成できません。
人間に例えるなら、綺麗な蝶になることだけしか考えていなければ、
美しく見せることに気を配り、あれやこれやと着飾って人目を引こうとします。
しかし、サナギという暗く閉じ籠った状態を潜り抜けるから、自由に空を飛べる蝶になるのです。
その自由に飛べるという自分は、ただ単に自分が蜜を吸いたいから吸うのではなく、また、飛びたいから飛んでるだけではないのです。
花粉を運び、遠くに飛んで行って新たな場所で実を結び、そこに新たな命をもたらす。
蝶の飛び回る行動は、自然界という社会の役に立っているのです。
着飾って人目を引いておれば、それだけで終わってしまい、自分の使命を忘れ去ってしまいます。
新しい芽生えをもたらすという目的意識があれば、より遠くに花粉を運び、その場所で芽生えをもたらします。
同じ飛び回るという行動でも、目的意識が有るのと無いのとでは、生き方が全く違ってきます。
自分なら、どちらの生き方をするか! それが問題です。
じゃ、また!