タグ:
仕事とは、お金を得るためとか、生きがいを感じるためとか、
人によって目的が違うと思います。
教師でなくても人に教えるという場合、うまくいく方法や成功する方法を教える
というノウハウを教えるのも1つの方法だとは思います。
しかし反対に、沢山失敗をさせるのも1つの在り方だと思います。
特に小さい2~3歳くらいの子どもには、沢山挑戦出来て、沢山失敗できる
安心感を用意し、そこから学ばせるというのが大切になってくると思います。
なぜなら知識として覚えるのか体験として覚えるのかの違いがあるからです。
しかも失敗しても怒られない。何度でも挑戦できるという環境が大切だと思います。
親は子どもに失敗させたくないのは当たり前で、常に子どもが失敗をする前に
手出しをして正解を与えようとします。
その瞬間は、失敗しなくて良かったかも知れませんが、子どもは知識としては
理解できても、失敗という経験をするチャンスを失います。
この失敗が多いほど、人のことを思いやる心が同時に育つのだと思います。
特に幼児教育は、根の部分を深く広く育てる時期だと思います。
どんなに強い雨風にあたっても、倒れないようにしっかり土の中に
根を深く張る。
それが大人になっても社会の中で根を張って生きていける礎になるのだと思います。
教育とは「相手と真剣に向き合う」ことだと思います。
これは教育に限らず、子育てにも社員教育にもあらゆる人間関係にも
通じることだと思います。
教える・伝えるという事は、どんな時でも大きな影響力があります。
小さい時の父親や母親の一言が、本人の心の奥にずっしりと重たい荷物を
置く場合もあります。
先生の一言が、子どもの心を傷付けている場合もあります。
上司や先輩の一言が、後輩や部下を遠ざけていることもあります。
教えたり伝えたりという事は、それだけ大きな影響力があるのです。
「そんなつもりではなかった」というその一言が、
その人の生きざまから出た一言になるのだと思います。
正解を与えるのではなく沢山の回答を用意し、本人がどういう回答を出すのか
と言う方が大切だと思います。
今、自分を振り返ってみれば、私は失敗をする経験が非常に少なかったと思います。
何か冒険をしたり、何かに挑戦したりという事がほとんどなかったように思います。
よって、自分が動いて失敗するという事が出来ないのだと思います。
小さい時は近所にも同じ年ごろの子供はいなく、いつも1人で父親がやっている
小さな小さな鉄工所で働く人を見ているのが好きでした。
人が働く姿を見るのが好きなので、家の改装やリフォームの大工さんを見るのも
好きで、1日中飽きることなく見ていました。
お風呂が無かったので、お風呂を作る時も夏休みだったのでずっと見ていました。
ある時、空間を埋める時に大工さんはその空間に合う板を持ってきて当てはめていました。
ほんの少しだけ隙間が空いていたので、大工さんは新しい板を取りに行きました。
私は「そのくらいの隙間ならいいんじゃない」と横から口を挟みましたが、
大工さんは「きっちり仕上げないとダメなんです」と言って、
新しい板をピッタリのサイズに切ってはめ込みました。
中学生だった私はこの時、その大工さんの仕事に対する考え方、お風呂全体を
作り上げていく過程の中で、その人の生きざまを感じたような気がしました。
どんな仕事でも、きっちりやろうとする人と、
これぐらいなら良いだろうとする人がいると思います。
カチコチの完璧主義ではなくても、その仕事をどのようにやって行くかは、
良い悪いではなく、結局はその人の普段からの生きざまが出てくるのだと思います。
「仕事」は「生きざま」だと思います。
「志事」なら尚更「生きざま」が表に現れると思います。
良い志事が出来るよう、成長し続けたいと思います。
じゃ、また明日!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

投稿者

jibunoikiru@gmail.com

関連投稿

タグ:

2280枚目■ 行動と言葉を一致させる

「言行一致」とよく言います。口で言っている事...

すべて読む
タグ:

2274枚目■ 「無理」「ならどうする」

何かをやろうとする時、或いはやりたいと思う時...

すべて読む
タグ:

2235枚目■ 何を捨て何を残すか

私は昔から「マイナスの美」の美しさが好きでし...

すべて読む
タグ:

2233枚目■ 自分が自分をどう思うか 

私たちは人目を気にして生きている場合がありま...

すべて読む
タグ:

2232枚目■ 目的の為なら共にやれる

今回のNHK「新プロジェクトX」は、世界遺産...

すべて読む
タグ:

2231枚目■ 共に目標を達成する能力 

人が他人と協力し共同の目標を達成する能力は、...

すべて読む