令和6年能登半島地震の2時間後から被災地支援を決意し、現地に向かわれた
加藤秀視さんとスタッフの方々、仲間の皆さま。ありがとうございました。
3回目の炊き出しを終えられて、一旦栃木県に帰ってこられました。
被災した方々は、「人間て捨てたものじゃない」「人の愛は暖かい」と感じ、
改めて「人のありがたさ」を嚙み締められたことと思います。
加藤秀視さんがFBに想いを書かれていたので、ご紹介させて頂きます。
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令和6年1月1日(月)16時10分に発生した「令和6年能登半島地震」につきまして、
全国各地の皆様より救援物資の御協力を賜り、厚くお礼申しあげます。
1月1日の震災当日から被災地支援の活動に入り、累計4,000食の炊き出し支援を終えて、
全員事故もなく無事に帰宅しました。
正月早々に一緒に現地まで行って活動してくれるメンバーや、
支援のご連絡を入れたらすぐさまに全力でご支援頂けた方々のおかげです。
改めて有言実行の皆さんに心からリスペクトしております。
皆さんが居ていただけるからこそ成り立つ、同胞への支援活動です!
活動を代表して御礼申し上げます!
本当にありがとうございます!
現地は刻一刻と状況が変わり、人間の力は改めてすごいなと実感します。
道路もまだまだ悪路な状態ではありますが、震災直後とは大きく変わり、
通りやすいよう補修してあるので車があれば誰でも行き来できる状態です。
ですが、今はまだ自衛隊や緊急車両や工事の車両等が復旧の為に尽力して
頂いてる最中ですので、特に用事がない限り!被災地には行かないように
してください。渋滞を作る原因の一つとなります。
我々が現地に滞在して活動している中で行政の方や現地の方々から
直接ヒアリングした限りの現地情報をここに共有します。
(我々が1月〜今日まで七尾〜穴水〜珠洲市〜輪島市現地で動き回り
見て感じて聞いて得た情報ですので、偏ってる可能性もありますので
その点はご了承ください)
炊き出しを実施してわかったことは、炊き出しもニーズがないわけではないのですが
(あったら助かる)という感じで、定期的に自衛隊やどこかの団体が
炊き出しを行なってる状況です。実際に炊き出しがブッキングしたり
炊き出しの内容の要望が合わなく引き返した方々もいました。
またコンビニ等やスーパーもまだまだ少ないですが、所々開店してきたり、
ガソリンスタンドも開いてるところが一気に増えました。
ですので、これ以上現地で無闇矢鱈に活動を続けると完全な自己満
(ニーズがないのに行動する)ことにもなり兼ねないのと、
我々の目的でもある支援活動を通して同胞に伝えたい
「困った時はお互い様の精神」や「助け愛」や「感謝の気持ち」が
支援させていただく側も稀薄になる可能性もございますので、
ここで我々の炊き出し隊は一旦引き上げます
今後、炊き出しを考えてる方々は上記の情報を踏まえて行ってください。
当然水道は使えませんし、ゴミも極力出さないようにご配慮をお願いいたします。
また物資支援に関しても、置く場所に困るぐらい溜まっている所もあるぐらいなので、
必要のないものはとにかく持って行かない方が良いです。
どこの市町村も物資を貯めておく大きな保管場所(体育館や海の駅)を確保しており、
大量の物資が運ばれて警察官や現地の行政の方々が管理されています。
そこに車で行けば必要な物質はある程度は手に入る状況で、
東日本大震災のように被害範囲が広大でない為、行き届いてない場所があるとしても、
それは一部で概ね生きる為に最低限必要な物資は手に入る状態です。
ですが、これは断定できないのでその点はご了承ください。
また、孤立集落に関しての情報は行政や自衛隊の方で把握されており、
定期的に自衛隊や消防隊の方々が救援物資を行なっております。
我々は今後も物資支援等やメンタルケア等を行いますが、
物資支援は被災地の方々が自分たちで炊き出しをしたり、
食べ物を現地で温められたりと、
自力で行える為の支援を継続して行こうと思います。
やはり、我々は被災地支援を
「してる」のではなく
「させて」頂いてる。
文章だと不謹慎に伝わる可能性もありますが、
支援させていただいてると本当に学ぶことが多いのです。
そして、他県でよそ者の我々が被災者やその地を何とかしようとするのではなく、
被災した同胞の方々が自分たちでその地と自分たちの環境を
何とかしようと立ち上がる為に支援を継続することです。
私は強く思います。
被災された方が自分の仲間や家族だったら四の五の言わずに行くでしょうし、
私は民間人ですが、石川県の同胞にも同じように思うので
当たり前に行動してるだけです。
普段から演説や人前で日本の為とか仲間の為とか偉そうに言ってる人ほど
何かあっても絶対に動かない。
そんな人にそもそも日本や国民や国益や大切なものを守れるわけがないし、
仲間すら守れないでしょう。
そう決めつけてしまうのは行動を見ての判断ですから自然で当たり前ですね。
以上でございます。
日本に住んでる以上、我々もいつ支援者から被災者になるかなんて誰もわかりません。
困った時はお互い様です
今後、同胞への支援の形は変わりますが、
ぜひとも皆様のお力添えを頂けますと幸いでございます。押忍
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じゃ、また明日!