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昨日で「三国志」のDVDを見終わりましたが、その中で次の言葉がありました。
「剣を抜いたことは一度しかないが、剣を磨くことは十数年来怠らなかった」
この言葉を聞いた瞬間「7つの習慣」の7つ目「刃を砥ぐ」と言うのが
頭に浮かんできました。
何事も放っておくと、どんどん劣化する。という法則です。
今、私がメールの最後に付けている言葉が「本物は淡々とやり続ける」という
言葉ですが、これも共通すると思います。
力を発揮するためには、その基本となるべきことを長期的・継続的に
やり続けることが必要になって来るのです。
一番わかりやすいのがカラダです。
この3カ月、私は下半身の痺れでストレッチが出来ない状態でした。
しかし、どこか1ヵ所でも出来る所があればやろうと、
いつものルーティンは止めて、痛くない出来る範囲でいつも通りやっていました。
すると、亀よりも遅い歩みで少しずつ動かせるようになってきました。
そして回復と同時に、原因となっている部分が分かってきたのです。
そこを緩めながら、骨盤の歪みも修正しながら、昨日で完全回復しました。
痛いからとカラダをかばってストレッチをやらなければ、
痺れは取れていなかったと思います。
まさしく、毎日の積み重ねの結果だと思います。
人は、毎日のやるべきことに追われたり、忙しい日々を過ごすうちに、
「刃を砥ぐ」ことを忘れてしまうのです。
そして私など、そのうちに自分が刀を持っていた事さえ忘れてしまうのです。
「刃を砥ぐ」4つの側面として7つの習慣では「肉体」「精神」「知性」「社会・情緒」
があります。
精神的側面を磨くとは、自分の内側や価値観を育て、安定した精神状態を維持できる
ようになることです。
今日の私の瞑想はこの1年の集大成のように、カラダも精神もどっしりと落ち着いた
ような瞑想でした。何も浮かばず海底で落ち着いている感覚でした。
瞑想を毎日続けると、外に向いていた目が自分の内側に向き、外の価値観に囚われなく
なりました。
それと同時に何もなかったと思っていた自分の価値観が段々と膨らんできた感じです。
生きているのは自分自身であって、他人の価値観で自分は生きているのではない
という感覚が段々と大きくなってきました。
よって、安定した精神状態を維持することができるようになったのだと思います。
そして、精神状態が安定しているから、以前より人に対して感謝の気持ちや
愛情を持って関わるようになりました。
肉体の面では毎日ジムでストレッチをしているので、柔軟性は保たれています。
知性の面では、DVDを見る時間を組み込み、ほとんど映画など見ていなかった私が、
見たかった映画を見るようにしています。
これらの事は頭だけで思っていましたが、やっと日常の中に組み込むことが
出来るようになってきました。
今までは自分との約束を破ってばかりでした。
しかし、かなりハードルを下げて自分との約束を守れるようなルーティンを
組むようになりました。
これらは、今日やらなくても困らなかったのです。
しかし、自分自身の成長と言う点から見れば、やらなくても困りはしないけれど
成長には結びつきませんでした。
そして今、こんな些細な事が「刃を砥ぐ」事にもなるのだと、実感し始めています。
なぜなら、今、急速に自分の価値観が変わり始めているのを感じるからです。
見える世界が違って来たからです。
判断基準が変わって来たからです。
「7つの習慣」を初めて読んだ時は「刃を砥ぐ」と言うのが言葉でしか
理解できませんでした。
しかし今は、体感として理解できるようになりました。
幾つであっても、命のある限り「刃を砥げる自分」でありたいと思います。
じゃ、また明日!