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職場に於いて改善の必要があるのが情報の伝達だと思います。
決定事項や伝達を「聞いてる」「聞いていない」で揉めることがあります。
医療関係では伝達が上手くいっていないばかりにミスが起こり、
患者の命が奪われた事もあります。
或いは、学校給食でアトピーの子どもの食事が伝達されず、
救急車で運ばれると言うようなこともありました。
忙しいのは解りますが、命に係わるような現場では、
特に情報の伝達システムが必要となってきます。
システムが作られていても、ついうっかり見落としたという事で事故が起こります。
企業に於いては、情報共有の体制が整っていないと、少数の人しか情報が得られず、
職場内で偏った情報の伝達になってしまいます。
最近はメールがあるので、社長自ら全員に情報を流す会社も出てきました。
なぜなら、社長から会社組織にのっとって情報を伝達すると、5段階目くらいには
社長の意図が伝わっていない状況になるからです。
伝言ゲームでも、きっちり最後まで伝わることはありません。
それを防ぐために、その会社は社長自らメールで伝えているのだと思います。
また、社員にしても、上司から伝えられて質問した時にはっきりとした返事が
なければ、その情報の意味がきっちり受け止められません。
情報は言葉だけの伝達ではなく、内容の伝達だと思います。
内容が正しく理解されないと、その情報の価値は無くなってしまいます。
人数の多い企業では、情報を共有することで、全従業員の業務レベルの底上げに
なっているようです。
現場を抱えている職場などでは、何かトラブルがあると、従業員は上司よりも
ベテラン従業員に聞いて解決する場合もあります。
そうなると、ベテラン従業員は上司よりも頼られることで次第にノウハウが集まり、
より一層、ベテランになって行きます。
そんな時、このベテラン従業員が辞めてしまうと、その重要なノウハウが
人と共に消えてしまう事になるのです。
よって情報は人が辞めても企業に残されるシステムが必要だと思います。
また、情報の共有は社員どうし、従業員どうしが共通の課題を知ることにより、
対立ではなく、協力し合う関係になて行くと思います。
つい最近、新聞に県や市の職員の処分記事が小さく出るようになりました。
その中で教育委員会の職員ですが、後任の職員に引き継ぎの書類を渡さなかったり、
仕事の仕方を伝えなかったりで、後任の人が精神的に出勤できなくなったとか。
その処分何か月として出ていたのですが、これもいじめの一種のようだと
思います。
仕事の書類やノウハウはこの処分を受けた人個人のものではないので、
やはり共有すべき所に保管する必要があると思います。
会社やグループでどれほどトップの意向が下まで浸透しているか。
それがその会社の業績や社員同士の人間関係に繋がると思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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