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人は誰かに愛されていないと、自分には価値がないと思いがちです。
よって最近増えてきているのが援助交際やホスト通いだと思います。
彼女たちは親に愛された記憶があまりないし、
現在も愛されていると感じられないから、
人の温もりやお金に目が向いてしまうのだと思います。
ニュースやドキュメントを見ていると、行き場のない子ども達が大阪や東京の
ある一定の場所に集まるのは、自分と同じような仲間がいるからです。
そこでしか、ささやかな温もりを感じることが出来ないからです。
年代的に見て、彼女達の親も同じ環境だったかも知れません。
親自身が子どもの愛し方を知らないで育っている可能性もあると思います。
愛されていると云う感覚は、お小遣いをくれるとか、お弁当を作ってくれるとか、
そういう事ではないと思います。
本当に自分が話を聴いて欲しい時に聴いて貰えなかった。
他の兄弟姉妹と同じように扱って貰えなかった。
褒められるようなことをしたのに、あまり受け入れてもらえなかった。
など、自分は大切にされていなかったのだと思って大きくなります。
今、スーパーでもよく見かけるのが、赤ちゃんがお母さんの顔を見ているのに、
或いは小さな子がお母さんに話しかけているのに、
お母さんはスマホに夢中になって、子どもの方を見ていません。
それが度重なると、子どもは「自分よりスマホの方が大切なのだ」と
自分で自分を卑下して大きくなってしまいます。
よって、自分は大切にされていないのだと、自分で刷り込んでしまうのです。
その感情が「自分は愛されていなかった」という事になり、それが、
「愛されていないから、自分には価値がないのだ」という想いに繋がるのです。
そして、「どうせ自分には価値がないのだから」と、
自分を受け入れてくれる人を求めて、
出会い系やホストで満たされない部分を埋めようとするのだと思います。
極端に言えば、小さい時に親が子どもに目を向けていたか、
子ども以外のスマホやその他に夢中になっていたかが、
その子が大きくなった時に、何に満たされていなかったかに
繋がっているように思います。
「愛されていないから、自分には価値がない」のではないのです。
人間、生まれた時から生まれた意味があり、
自分の役割というものがあると思います。
それは他人と比較するものでもなく、自分が自分と比較するだけのものです。
本来人間は、生まれて来ただけで価値があるのです。
親から愛されていなかったとしても、
大きくなると親以外の人からも愛される可能性は十分あるのです。
もしかしたら、愛されているのに、
愛されていると自分では気が付いていないだけかも知れません。
人は誰でも、生きているだけで価値があるのです。
自分の価値をどこで、どう活かすか。
それが生きている証だと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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