信頼関係が出来るには、色々な角度からの繋がりがあると思います。
「包容力」もその中の1つだと思います。
包容力とは、過ちや欠点なども含め、相手のさまざまな点を
受け入れることができる心の広さ。(デジタル大辞泉)
という事であり、相手の長所・短所も全て受け入れられるという事だと思います。
類義語に、
・器の大きさ
・寛大さ
・おおらかさ
という事で「おおらかな広い心」の持主のことです。
人は最初は相手のよい所ばかりが目につきます。
しかし、長く付き合っていくと、相手の嫌な所も目に付くようになってきます。
そんな時、その嫌な所も裏を返せばよい所に繋がっているので、それらも含めて
広い心で受け入れてくれる人だと思います。
例え意見が合わなくても、違ったものの見方であっても、全て相手の言いなりに
なるのではなく、違うものは違うと、嫌われるのを覚悟で言える相手です。
その違いを理解するから、自分の考えもより多角的に見れるようになるのだと
思います。
それは冷静に話し合いができるという事です。
少しでも違う意見を言うと、感情的に頭ごなしに自分の意見を押し付ける人もいますが、
包容力のある人は、違いは違いとしてじっくり聞いてくれ、その上で、自分の考えを
説明してくれます。
ある意味、聞き上手だと思います。
だから喧嘩せずに、お互いの考えを深めることができるのだと思います。
そういう関係は、依存することなく相手の考えを尊重し、受け入れることができるので、
いつも冷静に話すことができるのです。
また、相手の気持ちを察することができるので、相手が何をして欲しいかが、
すぐわかるようです。
そして、相手がして欲しいことをさりげなくして支えてくれるのです。
そういう人は、メンタルが落ち着いていて、相手が落ち着いているから、
自分も感情的にならずに済むのです。
例え感情的になったとしても、それを受け止めてくれるから、
大きな安心を感じる事ができるのです。
包容力のある人の横に居れば、心から安心して純粋なありのままの自分を
出すことができ、リラックスすることができます。
よって、包容力が信頼関係を育んでいくのだと思います。
いつも思いやりの気持ちを持って、自分の事よりも相手の事を優先する優しさが
そこには備わっています。
その力が前に進む勇気や喜びを与えてくれるのだと思います。
信頼関係にはその中に相手に対する尊敬の念が含まれると思います。
尊敬できない相手に対しては、こちらも100%心を開くことはできません。
尊敬できるからこそ、自分の全てを委ねることができるのだと思います。
「包容力」という言葉だけを聞くと、ガタイの大きな人がハグした時に
包み込んでくれるようなイメージですが、そうではなく、
相手の全てを受け入れる心の広さがあるという事だと思います。
よって包容力は、長続きする信頼関係を育むことのできる力だと思います。
私もカラダは小さいけれど、包容力のある人間になるよう心掛けたいと思います。
じゃ、また明日!