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仕事でも何でも「お客様に喜んで頂けるように頑張ります」という言葉を聞きます。
仕事でなくても、誰かに喜んでもらえるよう、誰かの役に立つよう頑張る人も
いると思います。
そんな時、お客様であったり相手であったりをよく知らないと、何を届けたら良いか
わかりません。
こちらが喜んで頂けるだろうと思って届けても、お客様や相手が必要としていなければ、
反って迷惑になることもあり得ます。
例えば何かを売る場合、誰に、何を、どう売るか、を明らかにしておかないと、
売れない場合があると思います。
それが世間でよく言われるリサーチだと思います。
しかし、そのリサーチも業者に頼んでデーターで判断するのか、
自分が色々な人と接して肌感覚でリサーチするのかで、
誰に、何をというものが違ってくると思います。
私がいつも感じていたのは、商店街で年配の方用の服を売る場合、いつのデータか
解りませんが「人は年を取ると太っている」と言ったような感じでサイズのLやLLは
多く置いています。
しかし、私の住んでいる所では年配の方でもスマートな方が多く、中には肉付きの
よい方もおられますが、ごくわずかです。
きっと「肝っ玉母さん」のエプロン姿でふっくらしたお母さんのイメージで
服を作っているのだと思います。
或いは全国平均のデータでやはりLやLLの人口が多いと出ているかも知れません。
しかし、売る対象はそのお店のある街の近くの人です。
毎日目の前を通る人達を見ていると、太った方が多いのか痩せた方が多いのか、
肌感覚でわかると思います。
そうであるにも拘わらず、L3枚、M3枚、S3枚。と、判で押したように揃えています。
そして残っているのはLばかり。
その状況を見て次の仕入れを考えれば、もっと売れるのにと思います。
私はカラダが小さいので靴も小さいです。
今ではゆったり履きたいので22.5cmを買っていますがずーっと22.0cmでした。
その時は何軒も回らないと手に入らず、平均の23cmばかり置いていました。
商店街の方は、
「皆さん小さいサイズを求められるのですが、あまり置いてないのですよ」
先日のレンタルビデオ店ではないけれど、本社からの配給でしか品物が手に入らない
のでしょうか。
その靴屋さんに「小さい靴を求められるなら、もっと小さいのを仕入れたら売れるのでは
ないですか?」と言ってみたところ、それ以降はいつ行っても22.0cmの靴がありました。
自分が主役で自分が売りたいなら、売りたい相手の「誰」のことを、もっともっと理解する
必要があると思います。
これもAIならその地域の年齢層や体格のデーターを取って、発注するかも知れません。
その方が必要な人に必要なものが届くと思います。
個人であっても、届けたい相手に何を届けるかを考える場合、
相手の事を理解すればするほど、的確なものを届けることが出来ると思います。
理解が浅いと、届けても「無用の長物」になってしまう可能性があるのです。
目の前の相手を知るという事は、色々な面で非常に大切なことだと思います。
よって、自分から積極的に相手を知って行くことも必要かなと思いました。
じゃ、また明日!