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私たちは対人関係に於いて、先ず相手に求めてしまうクセがあります。
相手に先に望みを託してしまうのです。
しかし、実は反対にまず自分自身の心を大きく育てることが必要だと思います。
自分の心が狭いと、相手に対して理解も思いやりも持てず、
結局辛い思いをするのは自分自身だからです。
その人を理解してあげられなかったら、その人を愛する事は出来ないのです。
最近増えている、子どもへの虐待。
親は自分の子どもの事をどれだけ理解しているのか。
自分の子どもが何を感じ、どう思っているのか。
親が子どもと向き合ってきちんと理解していないから、
子どもを愛する事が出来ず、
虐待という行為に陥ってしまうのです。
今日も内縁関係の男(52)と祖母(47)が共謀して、2歳の孫の両手足を縛った状態で
周囲を板張りにしたベビーサークルに閉じ込め死亡させた事件で、内縁関係の男に
懲役7年が求刑されました。が、無罪を主張しています。(MBS NEWS)
本来なら可愛い孫のはずなのに、自分達がUSJに行きたいから近くのホテルに連泊し、
孫を板張りをしたベビーサークルに閉じ込めておく、
その感覚自体が信じられない事です。
この2人は孫の苦しさを理解することなどできず、
孫に対して愛情も何も無かったのでしょうか。
真実の愛は4つの要素(エレメント)で出来ていると言われます。
「やさしさ」「思いやり」「喜び」「おおらかな広い心」
この4つが備わった時、愛は癒しと変容の力を持ち、
神聖なるパワーを宿す、とか。
「やさしさ」や「思いやり」は誰でもが持っているものだと思います。
その「やさしさ」や「思いやり」を、素直に出せない所に、
各人の人生が違った方向に行ってしまうのだと思います。
誰かに幸せを分け与える為には、先ず自分自身が幸せでなくては、
人に分け与える事などできません。
ありのままの自分を受け入れ、愛し、癒す事によって、
自分の心の居場所を自分の中に持つことが出来るのだと思います。
自分の心の居場所を外に求めるから、今回の事件のようなことが起こり、
小さい子が犠牲者になってしまうのです。
無罪を主張するものの「申し訳ない気持ちでいっぱいだ」といくら言っても、
亡くなった子どもは戻っては来ません。
生き返らすことなど、出来ないのです。
孫や子どもや目の前の人を幸せにするには、
先ずは自分自身が幸せになること。
自分が自分を大切にして幸せでいる時、
愛する力は育つようです。
「愛する」とは「幸せの育て方」を学ぶことだと、
ヴェトナム生まれの禅僧は言われています。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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