タグ:
私たちは持っているものを失う事に不安を覚えます。
仕事だったり、家族だったり、友達だったり、お金だったり。
「何かを手に入れる為には、何かを失わなければならない」という
固定観念に縛られている可能性もあります。
何かを手に入れるという事は、
その瞬間からそれを失うことが始まっている事でもある。
と言われるのもそうだと思います。
生きている命そのものも、
生まれた瞬間から1秒ずつ死に向かっているのが事実です。
就職してもいつかは退職する時が来ます。
結婚しても離婚と言う場合もあります。
「永遠というものは無い」と思えば、
失う不安も少しは和らぐのかも知れません。
そして失うことに囚われるのも、自分の妄想である場合もあります。
失うのを怖がっている時は、その状態に留まっていたい時だと思います。
「いつまでもこの幸せに浸っていたい」とか。
誰でも、その安定が続くことは願うと思います。
しかし、安定を望むという事は、
挑戦することを止めてしまう事にも通じます。
挑戦を止めてしまえば失敗は無くなるし、
失敗が無くなれば、成長することも無くなります。
結局は自分で自分を小さな箱に閉じ込めてしまうのです。
人は失敗を積み重ねるから成功に近付けるのです。
保証人になって多額の借金を背負わされた人は、
次からは保証人になることを躊躇すると思います。
今あるものに執着をする場合、その考えはその時手にしているものが
1番だと感じているから失うのが怖いのだと思います。
しかし、失ったとしてもそれ以上の何かに出会う可能性もあるのです。
執着している限りは、その新たなチャンスに気付かず、
他の可能性を見逃しているのです。
変化・成長するためには、古い自分を捨てて、
新しい自分を得ることが必要なことなのかも知れません。
執着という概念から脱却することで、身も心も自由になり、
自らの貴重な体験として、受け止めて行けるようになれば、
執着も和らいでいるかも知れません。
愛着は持っていても、執着しない。
これが自分を開放する1つの方法かも知れません。
じゃ、また明日!