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人は自分の話を真剣に聞いてくれて、話の内容に興味を持ってくれたら、
誰でも嬉しくなります。
しかし、誰しも自分の事が大切なので、話を聞いているようで聞いておらず、
自分の事を優先してしまっています。
そして価値観が違うと自分の価値観で相手を説き伏せようとしてしまいます。
そうなると、この人とはまた会いたいと思って貰えないのです。
相手に何かしてあげたいと思う時、それは相手の望みをよく知ることです。
相手の望みをよく知り、その望みに添って話をしたり、
役立つようなことをすれば、相手も嬉しいし自分も嬉しくなります。
そのためには、相手との信頼関係が必要になってきます。
心理学では信頼関係のことをラポールと言います。
ラポールは「橋を架ける」と言う意味です。
私も自分が私学に勤めながら、その共済会館の名前に「ラポール」という
冠がついていたのに、深く考えていませんでした。
相手との間に信頼関係がないと、
相手の本当の望みを知ることは出来ないと思います。
相手がなかなか本心を出してこない場合、その相手の態度を見て、
「なぜこの人は、こういう態度を取るのだろう」
「なぜこんなことを言うのだろう」
と、相手の奥にある見えない言葉を感じることが必要になってくると思います。
そういう意味では、相手をじっくり見て行く必要があると思います。
本来、人の話を聞くと結論だけを聞いてしまいます。
相手の意図を汲み取りたい場合は、結論だけではなく理由も聞く必要があります。
なぜなら、理由にこそ話し相手が伝えたい話の目的が現れていると思います。
よって、相手の背景や理由がわかれば、相手の望みもわかってくると思います。
そのためには相手にどんどん喋らせ、こちらはじっくりと相手の話に
耳を傾ける必要があります。
相手を否定もせず、評価もせず、相手の話をそのまま受け取りながら、
じっくり聴く必要があると思います
私など、自分の意見や感想を口に出すことがあるので、気を付けなければ、
相手の望みを聞き逃してしまう可能性があります。
相手のお役に立ちたい、相手の望みを叶えたいと思うなら、
先ずは相手の望みを知る事だと思います。
それをきっちり引き出すために、相手の話を傾聴し、なぜそうしたいのかと言う
理由に着目し、それを実現すべく、じっくりと相手を観察する必要が
あると思います。
本当の相手の望みを引き出すのは簡単そうで、実はかなり難しいと思います。
お互い、より良い人生を歩むには、先ずは相手の話をじっくり聞いて、
相手の望みを知って行くことが、非常に大切だと思います。
じゃ、また明日!