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小さい頃から「どんな人になりたいですか?」と聞かれたら、
憧れの人や、尊敬する人を想い浮かべて答えていたと思います。
その中には有名な人や偉人など、皆が知っているような人の名前を挙げていました。
なぜなら、有名な人しか自分には思い浮かばないし、
無名の人なら「それって誰?」と言われたら困るからです。
今はそういう有名な人ではなく「お母さん」「お父さん」という応えも
返ってくるようになりました。
これは非常に喜ばしい事で、親の愛情を感じながら育っているのだと思います。
昔の子どもも、本当はそう応えたかったけれども、
皆からはやし立てられて恥ずかしくて言えなかったのかも知れません。
本当の尊敬は、身近でその人のことを知っており、知っているからこそ
その人の生きざまに尊敬の念を抱くのだと思います。
よって、今の子ども達が「お父さん」「お母さん」と応えるのは、
本当に尊敬していて、自分もそのような人になりたいと、
素直に感じるからだと思います。
尊敬=偉大な人 となると、なにか業績を残したとか、大きなことを成し得たとか、
特別な人のようですが、尊敬=特別な人 でもないと思います。
自分が眼にする人で、生き方が誠実であったり真摯な態度であったり、
いつも謙虚で不屈の精神を持っている人や、忍耐強く情熱を持った人など、
その人の生きざまを目の当たりに出来る人の方が、
本当に尊敬できる人であると思います。
そうなると、自分の眼で見ているので、なりたい自分が想像出来やすく、
尊敬するような人により早く近付けると思います。
最近わかってきたのは、尊敬するような人に共通しているのは、
自分の為に生きているのではなく、世のため人のために生きている人です。
そういう方達は、人と人との繋がりを大切にし、絆で結ばれています。
よって、たった一人のお客様を大切にします。
お客様が待ってくれていると思うから、自分もその仕事を精一杯出来るのです。
そして「命の尊さ」を知っており、「幸せは自分の心の中にある」
と思って生きておられます。
自分の純粋な心に従い、要らないものはすべて手放すことが出来るのです。
こういう方達は、もちろん有名な方や偉人の中にもおられます。
しかし、最近よく見て見ると、自分の身近にもそういう方達を見る機会が
多くなりました。
或いは、今までもそうであったにも拘わらず、
自分自身が見えていなかっただけのことかも知れません。
物事は自分が意識しないと見えないようで、
自分が見えているのは、ほんのごく一部のようです。
より良い人生を送るためにも意識して視野を広げ、もっと自分を磨いて、
自分自身が尊敬するような人になって行きたいものです。
じゃ、また明日!