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今日は偶然にもというか、11月は「児童虐待防止推進月間」だからか、
新聞の広告が出ていました。
JT兵庫支社の広告は、
「気にかけてもらえた子は、気にかける人になると思う」
全くその通りだと思います。
これは、第60回「宣伝会議賞」の応募作品です。
誰でもが目の前の子どもを気にかけて見守れば、
子ども達がもっと安心して生きていけるのにと思いますし、
失わなくてよい命が助かったと思います。
もう1つは、ひょうご児童虐待防止サポーターの広告です。
「1週間に1人のこどもが 虐待で命を落としています」
少子化が叫ばれ続けている中で、どうしてもっと防ぐ手立てをしないのでしょう。
いじめ問題にしても、虐待にしても、学校や警察や児童相談所に相談しても、
「本気で扱って貰えない」
「そこまで重要だとは思わなかった」
そういう事例が山ほどあるのに、なぜいつまで経っても改善されないのか。
こうなると「どういう人選をして、どういう人事をしているのか」と
疑わしくなってきます。
偶然にもお昼前のニュース番組で、刑務作業商品を求めて長蛇の列を作っているのが
映っていました。
全国の刑務所で作業製品が作られているのですが、
ある刑務所で作られるスパゲッティが美味しいと評判になり、
行列をなして買い求めていました。
違う刑務所では、良く落ちると評判のブルースティック石鹸が求められていました。
そこでは製造が間に合わない位だとか。
そんなに必要とされるなら、amazonなんかで売れば良いのにと思いきや、
検索したらすでに「amazonおすすめ」として売られていました。
そういうのを作っている受刑者にインタビューしていましたが、
「自分の人生を諦めていたし、自分には価値がないと思っていたけれど、
 パスタが美味しいというお手紙を頂いたら、喜んでもらえる嬉しさで、
 頑張ろうという気になってきました」
「お年寄りを騙して詐欺罪で捕まったのですが、自分でも人の役に立つと思えば、
 社会に出てからはお年寄りに喜んでもらえる仕事がしたい」
と、答えが返ってきていました。
人は、誰かが自分の事を見てくれている。
誰かが自分の事を気にかけてくれている。
そう思うだけで、生きる勇気が出てくるのだと思います。
犯した罪は当然償わなければなりませんが、その後、
刑務所を出た後に社会から遮断されて孤立するのか、
自分でも人の役に立つのだと自信を回復させて仕事につくのか。
人生の大きな分かれ道だと思います。
私も先月、4年ぶりに開かれた矯正展を見に行きました。
そこで岩手の刑務所で作られた南部鉄瓶を買い、毎朝お湯を沸かしています。
その鉄瓶を見ていると、時間をかけて丁寧に作られた作品だと感じます。
人は寂しい時でも、声をかけられれば元氣が出ます。
いじめられていたり、虐待されていたり、目の前の子どもに少しでもそれを感じたら、
声をかけるようにしたいと思います。
子どもの命を守るという事は、
少子化の未来の日本を守る事にも繋がると思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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