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私たちは「星の王子様」ではないけれど、
大切なものは目に見えないと言われています。
私は最初、それは洞察力の事かなと思っていましたが、
仏教界にある言葉のようです。
1つ眼は「肉眼」(にくげん)
私たちがいつも見ている、外の状況を見ることが出来る眼です。
眼に映ったものをそのまま信じ、そのまま見た感じで、
見えたものを、現実世界だと思っています。
よって、肉眼は、同じものを見ても、人によって捉え方が違うのです。
故に自分の眼は、自分の目的によって見え方が違って来るのかも知れません。
2つ目は「天眼」(てんげん)
高い所から物事を見るという、俯瞰したものの見方です。
キャリアを積んだが故に見えてくる世界のようです。
3つ目は「法眼」(ほうげん)
物事には【因】【縁】【果】があり、その順番で成り立っているという
道理を見る眼です。
私たちも「ご縁」を感じる人と出逢う時があります。
最初は親しみのある方だなと思う程度であっても、時間が経てば
出逢うべくして出逢った方だなと思います。
さらに時間が経つと、こういう意味があって出逢い、
なすべきことはあったのだ。
と、感じるようになります。
自分の親を遡って行けば、ほとんどの人とはご縁があるのです。
それを出逢った時に感じるか、感じないかの違いだと思います。
よって、お互いご縁を感じたら、大切にしておきたいと思います。
4つ目は「慧眼」(えげん)
本当の自分を観る目。という事で、教えを請わなければ気付くことができません。
自分の事は自分が一番よく知っていると思っていても、それは自分から見た
自分中心の自分であって、人から見た自分とはまた違います。
本当の自分を知るには、時には人のアドバイスも視野に入れて、じっくりと自分を
内観して自分と向き合う事も必要だと思います。
5つ目は「仏眼」(ぶつげん)
文字通り仏様の眼です。
眼は半眼で、角度は母親が我が子を抱いている時のものだとか。
半眼とは、相手と何かあった時でも半分は水に流し、逃げ場を作って
慈悲の眼で見ること。
仏様は罰を与えないとか。
何か悪いことをしても抱きしめて「あなたは本当はいい子なのよ」と
伝えてあげる。
「人にやさしくするために、人を愛するために生まれてきたのよ」と、
伝えてあげる。
その言葉がどれだけ大人になった時の活きる支えになることか。
以上、肉眼以外にも色々な眼があって、一面だけではなく、多面的に物事を
見る習慣を付けたいなと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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