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「言葉の手帳」によると、「弱きを助け強きをくじく」とは
任侠道の本質である弱い人を助けて救い、強い権力者や為政者に対しては
果敢に立ち向かい、現状を改革しようとしていく心意気を表す意味の言葉
昔はこの感覚が当たり前にあったような気がします。
しかし、最近はこの言葉が一般にしみ込んでおらず、特別なように感じられます。
私は「鬼滅の刃」を見ていなかったのですが、「鬼滅の刃」がヒットした理由は、
自分の弱さと向き合い、葛藤し、それでも立ち上がろうとするキャラクター達の
”折れない心”にあるとか。
煉獄のお母さんが煉獄に言い残した言葉のようですが、
「弱き者を助け、守ることです。そしてこれは、人間ならではの行動原理です」
煉獄は、弱者を支配する「鬼」になることを拒否し、弱き者たちを守り続けます。
つまり、「人間」であることを選び続けるのです。
どういうことかと言うと、お母さんは、
あなたは自分を強いと思いますか。それとも、弱いと思いますか。
おそらくいつも強い、いつも弱いという人は、少ないのではないでしょうか。
ある時は強い人にもなれば、ある時は弱い人にもなる。
「ある時」と言うのは、そこにいる人、その場所、状況によって変わるものです。
と言っています。
これは、強い、弱いというのは、あくまでも相対的なものであるということ。
強い人も、弱い人も、お互いの存在があるが故に、
強い人、弱い人である訳です。
これはいじめやパワハラや誹謗中傷に共通するものだと思います。
相手が弱いと思えば、どんどん叩いて来るし、相手が強そうだと思えば、
尻尾を振ってついて行く。
ある方がいじめのSOSを出しているツイッターを見つけ、夜中の遅くまで
やり取りをしていて、翌朝飛行機で現場に行きました。
そのいきさつや結末をnoteに書かれていました。
ほとんどのフォロワーさんが、色々と良いことを書いているのに、
ほんのごく一部の人が、言葉尻を捕まえて誹謗中傷っぽい内容で絡んでくる。
「名誉のため」だとか、「自分の欲のため」だとか。
この人達は、表面は強そうで、弱いものを叩いているかも知れませんが、
心の中は弱さで一杯です。
自分の心の中の弱さを隠すために、表面的には外側で強そうに見せかけて
いるのだと思います。
本当に助けたいと思うから、時間とお金をかけてすぐに動けるのです。
「自分にはそういう事が出来ません」と言う代わりに、叩いてくるのです。
本当の強さは、たとえ損をしてでも自分の信念を貫いて人の為に動ける人です。
自分だけの事、他人事ではなく、人の為に直ぐ行動できる人です。
「弱きを助け強きをくじく」
これが出来る人が少なくなってきたように思います。
自分の信念、己というものが無くなってきたように思います。
あれば、人のことをとやかく言う時間も意味もないと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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