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生きて行くという事は、何かしらの問題が出てきます。
特に勤めている場合は、会社の人間関係などで悩むことが多いと思います。
仕事そのものよりも、職場の人間関係で毎日が憂鬱になったりしています。
そんな時、自分が何とか努力すれば解決する場合と、
自分ではどうしようもない場合があります。
そこを一緒にしてしまって、自分ではどうしようもないことに
いつまでも囚われてしまう事もあります。
例えば国籍が違うという事で、仲間外れにしたり邪険に扱われたり。
頭が良くて美人で仕事の良くできる人がいました。
日本で生まれ、日本で育ちましたが、ただ在日2世だということ
だけだったのです。
その彼女は当然、同僚の妬みの対象になりました。
賢い彼女はこの職場にいても自分の能力を発揮することは出来ないと思い、
辞めて他の所で働くようになりました。
問題となっているのが、彼女が仕事が出来なくて同僚に迷惑をかけているなら、
仕事を頑張って同僚に迷惑を掛けないという解決法があると思います。
しかし、嫉みや国籍を問題にされているなら、その職場の雰囲気が変わらなければ、
いつまで経ってもそのしんどさは変わらないのです。
思い切って職場を変えたのが、自分にとって良い選択だったと思います。
もしも、職場にお局様(今では死語になっているかも知れません)
のような人がいて、何でも支配しようとする雰囲気があるのなら、
自分がその雰囲気をどう捉えるかという事になってくると思います。
それが問題だと感じる場合と、仕事そのものではないので問題にする必要の
ない事だと捉える場合があります。
例えば会議の案内でも、今は社内メールで一斉に送られると思いますが、
昔は上から1枚の紙が下りて来て、それを課内で回覧するという形を取っていました。
すると必ずと言って良いほど「回覧を見ていない」とか「知らなかった」とかで
問題になります。
そんな程度なら、回覧板をいうものを作って一人1人が自分の名前の所に見た日付を
入れれば、発信者は手元に戻ってくれば全員が見ているという事がわかるし、
戻ってこなければ、どこかで止まっているという事が解るので、
すぐに解決できます。
反対に会議や打ち合わせに出た場合、
いつも自分の発言を取り上げて貰えなかったり無視されたりする場合は、
それが問題だという前に、自分の発言はその議題に合った内容なのかどうか。
今一度、自分の発言自体を見直す必要があると思います。
問題解決には、ものごとを客観的に見ることが必要です。
しかし、大抵の場合は感情的、主観的に捉えてしまうのです。
自分の中の思い込みはないのか、自分の中で決めつけはしていないか。
等、もう一度深く考える必要があるかも知れません。
そして、「自分の何が問題だったのか」と、考える時間も
必要になってくると思います。
じゃ、また明日。