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大手回転寿司チェーン「無添くら寿司」を運営する、くら寿司株式会社が「蓄養事業」を開始しました。
私は今回「天然魚プロジェクト」第3弾『天然魚 魚育(うおいく)プロジェクト』開始のニュースで、今までのプロジェクトを知りました。
1.「天然魚 プロジェクト」(2010年)開始
日本国内の天然魚を有効に活用し、限りある海洋資源を守ると共に、国内の漁業者との共存共栄を目指す。
2.第1弾「一船買い」を福井県鷹巣漁港と契約(2015年)
愛媛県魚島と契約 (2017年)
香川県小田漁港の漁業者と契約(2019年6月)
3.第2弾「さかな 100%プロジェクト」(2018年5月)開始
仕入れた魚を余すことなく100%活用する取組。
自社加工センターから出る、年間約600トンの骨やアラなどの部位の活用。
魚粉として生成し、養殖魚用飼料の一部として形成。
この飼料で育てられた高付加価値の環境にも優しい魚が、循環フィッシュ。
4.「KURA BURGER フィッシュ」販売開始(2019年3月)
切り身を整える上で余った部分や、骨の周りの身の部分を有効活用したパテを使用したバーガー。
5.第3弾「天然魚 魚育プロジェクト」開始(2019年6月)。
定置網に引っ掛かった「未成魚」を集めて蓄養する取組み。
今まではただ同然で市場で売買されるか、海に戻しても多くが他の魚や鳥に食べられていた。
1年~1年半かけて成魚に成長させ、寿司ネタとしての活用を目指す。
「一船買い」の愛媛県と香川県の漁港で水揚げされた「未成魚」を徳島県の生簀まで移動させ、
今年6月から蓄養開始。
2021年内に真鯛とハマチを合わせて2トン程度の出荷を目指す。
これらのプロジェクトを見る限りでは、自分達が扱っている「魚」を丸ごと活かしきるという方針のようです。
この考え方は、他の仕事、他の業界でも、ムダを無くし環境を守るという点で通じるものがあるのではないかと思いました。
じゃ、また!