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ある方のメルマガで本が紹介されていました。
「ウブントゥ 自分も人も幸せにする『アフリカ流14の智恵』」
ムンギ・エンゴマニ(署)
内容は、
「あなたがいてくれるから私がいる」
「人は他の人を通して人になる」
「自分が存在するのは他の人たちのおかげであり、
他の人たちとのつながりが自分を創ってくれている」
「これは自力で成功出来るものではないし、自分だけが成功するものではない」
と、言うようなことも書かれているようです。
これはアフリカ流の智恵のようですが、ふと思ったのが日本の
「買い手よし」「売り手よし」「世間よし」という近江商人の「三方よし」の考え方です。
「三方よし」の考え方は、自らの利益のみを求めることなく、
多くの人に喜ばれる商品を提供し続け、少しずつ信用を獲得していくというものです。
そしてその利益が貯まると、無償で橋や学校を建てたりと、世間のためにも
大いに貢献をしていくのです。
それは「商いは自らの利益のみならず、買い手である顧客はもちろん、
世の中にとっても良いものであるべきだ」と言う考え方で、
現在の経営哲学にも通じるものだと思います。
しかし、この精神は日常生活においても、個人においても当てはまると思います。
最近はクラウドファンディングで色々な事が実現できるようになりました。
先日も国からの補助金が年々少なくなり、保存が危うくなったので
クラウドファンディングを募集するニュースがありました。
「地球の宝を守れ 国立科学博物館500万点のコレクションを次世代へ」
という呼びかけのクラウドファンディングです。
1億円の目標額が初日で達成され、今日現在、約6.5億円集まっています。
動植物の標本や化石の好きな人は個人でも参加していると思います。
自分がやって欲しい事、残して欲しいものに対する1つの意思の表れだと思います。
意思の表れが人と人を繋ぎ、自分に代わってやって貰えるのです。
だから、ウブントゥの自分も人も幸せにする
「あなたがいてくれるから私がいる」考えや
近江商人の「三方よし」に共通するのだと思います。
自分1人では無しえないことも、皆とやれば可能になる。
可能になればチームでもっと他の事もやれる。
CURAYONZのサマーキャンプの子ども達もそういう事を学べたのではないかと思います。