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運動の準備体操などでカラダを真っ直ぐにして足は肩幅。
力を抜いた状態で、腕をブランブラン左右に回すことがあります。
太極拳の準備運動には、毎回この動きが入っていました。
この動きをやっている時、いつも頭に浮かんだのは「でんでん太鼓」でした。
太鼓の裏で音を出し、表で音を出す。
よって、どちらが裏かどちらが表かわからない状態です。
そして、力が抜けて早く音が出るような状態を続けていると、
私はいつも自分のカラダの芯が出来てくるような気になっていました。
キャリア・スキルでリーダーになる為の原則の1つに、
「本当に誠実な人」は口先だけでなく、行動で示す。
行動こそが人格の真の指標である。
と、書かれていました。
つい最近も「行動する人しか信じない!」と言われている方がいました。
確かにその人が信じられるかどうかは、口先だけではなく実際に行動に出た時に、
あの人は言っている事とやっていることが一致している!と、信じることが出来ます。
我々は、何かを選択するたびに、人格を作り上げていると思います。
困難な状況を打開する時、誹謗中傷を聞き流している時、額に汗してお金を頂く時。
今日をどのように生き、どのような選択をするかが、
自分の人格を作り上げているのだと思います。
「裏表がない」という事は「本心を隠さず、素直に発言・行動すること」と、
書かれていました。
本心を隠している人は直ぐにわかります。
そうなると、こちらも素直に発言できなくなります。
素直に発言したとしても、相手が本心を隠していると、
どうしてもチグハグになってしまうのです。
よって、そこでの関係は長続きしなくなるのです。
私は単細胞なので、あまり人を疑う事はしません。
一度信じたら最後まで信じきる方なので、ある意味騙されやすいと思います。
周りの人からも、騙されやすいタイプだと言われます。
しかし人を疑って見るよりは、わかって騙される方がましかなと思っています。
裏表がないと、「素」の自分を出すことができるので、
ある意味人付き合いが楽になります。
最近は、今の自分の価値観を大切にしているので、
以前より、もっと頑固になっているかも知れません。
先程の「でんでん太鼓」じゃないけれど、
裏表がなければ、ねじりを元に戻すことによってカラダの力が抜け、
背骨を中心に体幹が出来てきます。
それと同じように自分の生き方、自分の人生も要らないものを振り捨てて、
自分の芯を創っていっているのだと思います。
自分の芯が出来ている人は、何があってもブレることはありません。
そしてそれは、妥協することなく、自分の人格を創っていくことにもなるのです。
自分に嘘をつくこと無く、素直に自分の気持ちを表現することが出来ます。
芯のある人、ブレない人は、裏表のない嘘をつけない人だと思います。
だから信頼が出来るし、ついて行きたいと思えるのです。
私も芯のある、裏表のない人格をもっと研ぎ澄ませたいと思います。
じゃ、また明日!