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最近私がジムで筋膜リリース(筋膜はがし)をしてもらっているトレーナーさんが、
そのストレッチ術の講習をされました。
私がいつもして頂く側なので、自分が覚えれば誰かにしてあげられると思い、
申し込みました。
先ずストレッチの考え方として一般的には、準備体操だとか筋肉を伸ばすもの。
と考えられがちです。
しかし、このトレーナーさんは「身体を元の状態に戻すもの」と言われます。
元の状態と言うのは、生まれたての赤ちゃん位の柔軟性を指すようです。
ではどうするかと言うと、
身体の悪い所だけではなく、その原因になっている筋肉もしっかり改善していくこと。
例えば、腰の悪い人は腰だけを改善しようとしますが、原因となっているかも知れない、
臀部や背中などの筋肉も一緒に改善して行く必要があります。
この考え方は、以前から体感としてわかっていたのですが、改めて言われると
ふと、あることに気が付きました。
これは身体だけではなく、心も同じことが言えるのではないかと。
表に出ている現象だけを見て、その現象の部分だけを改善しようとしても、
根本的な解決にならないのではないかと。
本当の原因は寂しさであったり、哀しみであったり。
そこの部分を解決していかないと、本当の改善には繋がりません。
身体と心は一緒だったのだと、改めて気付きました。
赤ちゃんのような柔軟な身体を取り戻すと同時に、
赤ちゃんのような純粋無垢な心も取り戻す。
私達は歳を重ねれば重ねるほど、赤ちゃんの時の純粋無垢な心から遠ざかります。
よって、要らない価値観はどんどん手放す必要があるのです。
自分にも赤ちゃんの時のような柔軟な身体と心が備わっていたのだと、
改めて思い返しました。
説明を受けて実践してみると、トリガーポイント(痛みの原因部位)がほぐれてくると、
今まで感じることが出来なかった次のトリガーポイントを感じるようになりました。
そこがほぐれてくると、また新たに次のトリガーポイントを感じる事が出来ました。
心もこれと同じで、一番大きな原因がわかったとしても、その時見えなかった他の原因が
一番目の原因がほぐれることによって見えてくるのです。
身体と同じで、次から次へと見えてくる心の原因を1つ1つ潰して行くことによって、
苦しみから解放されて行くのだなと思いました。
当日、皆さんキャンセルされて、私がトレーナーさん相手に実践したのですが、
ラグビーをやっておられたので、でかい身体相手に必死でした。
しかし、ラグビーで左足を痛め、あまり上がらないと言っていたその左足が、
最後には右足よりも上がるようになって、ストレッチ効果を実感することが出来ました。
80kgだと聞いていた体重が、かなり重たかったので後で聞けば100kgだとか。
体重差60kg。
帰りの段階から上腕二頭筋がピクピク痙攣し始め、今朝は背中が筋肉痛でした。
前日にジムのマネージャーさんから「体格差があるのですが、やりますか?」と
電話がかかって来た意味がやっと分かりました。
じゃ、また明日!