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仕事をしている人は「お客様のため」とよく言われます。
お金を頂く以上は、そのお金の価値をお客様に返さなければ
頂いた事にはなりません。
しかし、そのお客様のためと言うのをどのように捉えているのかによって、
行動が違ってくると思います。
例えば、施術やマッサージなどをする場合、お客様の凝っている所をほぐしたり、
痛みを取ったりすることが目的だと思います。
それは一人1人症状が違うので、一人1人の施術の仕方、
痛みの取り方が違って当然なはずだと思います。
しかし、それを習った通りのコースの手順を流しているだけの場合だと、
それにピッタリ合うお客様には良いかもそれませんが、その手順に合わない場合は、
自分が楽になる為に来たのにと、不満が残るかも知れません。
やはり少しでも「自分が楽になった」と、感じて頂くことが大切ではないかと思います。
私が参加しているサロンは「問題に対する捉え方」の価値観を話されるので、
どんな事例を話されても、参加者は自分事として捉えることが出来ます。
例えばAさんの問題であっても、その問題の捉え方を説明されると、
Aさん以外の人も、自分の問題の捉え方として変化するようになります。
それが一人1人に価値を提供している事だと思います。
本や講座にしても、作者の伝えたいテーマがあって、その抽象化されたテーマに
それぞれが自分事として感じることが出来るから、読んで良かった!観て良かった!
と、なるのだと思います。
それを「こんなこと書いたら客は買ってくれそうだ」
「こんなものを作れば見に来てくれそうだ」
で作れば、それぞれが自分事として感じることは出来ないと思います。
具体的な事を抽象的なテーマにするから、それをまた個々人が具体的な事として
捉えることが出来るのだと思います。
この作業は非常に大切な事だと思います。
物事を表面的になぞるのではなく、確信をついた部分=本質で考えるから、
色々な人に通じるのだと思ます。
何事も他人事ではなく、自分事として捉えることが出来れば、
あらゆる所から物事を吸収するチャンスがあるのではないかと思います。
じゃ、また明日!