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立派な大人であるべき年代の私が言うのも何ですが、
最近は大人の子ども化が進んでいるようです。
最近とみに感じるのですが、すでに10年前からその兆候は出ていたようです。
確かに私が子どもの頃は40歳くらいの人を立派な大人だと思っていました。
60歳を過ぎれば腰が曲がってお年寄りと言われていました。
しかし、自分がその年を越えているのに、その時のイメージとは全く違い、
まだまだ子どもだなと自分で思います。
現在は若く見せることに一生懸命で、インスタ映えでいくら綺麗に見せても、
現実で出会う時は大変だろうなと思います。
そもそも、「見せる」必要があるのかとさえ思います。
大人は「魅せる」=人を惹きつけるものではあっても、
「見せる」ものではないと思います。
私が若い頃に憧れていたのは、お年寄りの深い皺でした。
年月を刻んだ大きな深い皺。
その深い皺にその人の「人となり」が表れているような気がしました。
今は「何とか映え」に時間をかける分、中身にかける時間がないような気がします。
よって「今現在の歳」を楽しむことが出来ていないのではないかと思います。
カレーやおでんも2日目の方が美味しいと言われます。それがコクというものです。
本当はそこに大きな価値があるのに残念です。
「大人の子ども化」はあらゆるところで噴出しています。
学校のいじめ、親の子どもへの虐待、車の煽り運転、政治家のごまかし・改ざん・隠蔽。
予約の無断キャンセル、ネットでの誹謗中傷、お年寄りへの虐待、などなど。
それらがまかり通っています。
それらは20年前なら人として恥ずかしくて出来ないような事でした。
それが今では大人が平気でやっている。しかも注意されると逆切れする。
全てがすべて戦後教育のせいではないけれど、やはり教育期間の中で人としての
基本的な考え方、あるべき姿、と言ったような人間学を取り入れる必要があると思います。
家庭においても、ダメなものはダメと教える。
その反面、愛情たっぷりに育んでいく。
それらがすべて逆になっています。
スーパーで子どもが品物を触りまくっても、注意しない。
子どもが泣き叫んでいても、近くにいながら知らん顔。放送されてやっと引き取りに行く。
子どもが話しかけても携帯から目を離さない。
ベビーカーの赤ちゃんの顔の横にたばこを持つ手が行っているのにそこで灰を落とす。
それがどういう事になるのかもわからない。
「だって、教えて貰ってないもん!」
かつての人々が持っていた人格主義の、
誠意・謙虚・誠実・勇気・正義・忍耐・勤勉・節制。
これらすべてを取り戻せとは言わないけれど、せめて共同社会の最低限のルールは
知っておきたいし守っていきたいものです。
じゃ、また明日!
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