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最近は世の中の価値観の変化を感じることが増えてきました。
以前は思考重視で、ロジカル思考が大切だという事で、感情や感覚は二の次でした。
しかし最近は、感情や感覚は今ここを生きるために大切なものだと言われるように
なりました。
なぜなら、本来ある世界を感じる事が出来るようになると、
さまざまなものの観え方が変わってくるから、です。
「感じる」と言うのは思考ではないのです。
思考から離れて「無」の世界の中で、自分や世界をあるがままに感じる。
自分の感覚や感情をそのまま味わってみる。
それも大切ではないかと思いました。
感情は人が生きていく上で欠かすことのできない、
非常に大きなエネルギー源になると思います。
今思い出しましたが、私が小学生か中学生になったばかりの頃、
母に頼まれて自転車でスイカを買いに行きました。
買い物かごから取り出して家の中に持って入ろうとした時、
手が滑って落としてしまいました。
丸かったスイカが網の紐の中で見事に真っ二つに。
「しまった!」と思いつつも、母に「落としちゃった!」と渡すと、
母は「皆でスプーンですくいながら食べて、そこにカップのみぞれ氷を入れると
氷スイカになるよ!」
と、言ってくれました。
その時、叱られると思っていた私は母の優しさ、母の愛情を思いっきり感じることが
出来ました。
そして、その時感じた感情や感覚は、母が亡くなってからでも私の中で生きています。
もしもあの時、母が叱っていたら、多分私も反発して文句を言っていたと思います。
そして私の中に残るのは「もう二度とお使いには行かない!」と、怒りの感情が
残っていたと思います。
一瞬の出来事に対する親の感情のコントロール。
それが後々、大きくなっても心の糧になるのです。
親が子どもを叱る時、それはいつも親目線から見た時です。
親の感情から見た時です。
それを子ども目線から見て、子どもの感情を汲み取り、前向きに表現する。
それこそ、感情のコントロールが子どもに良い影響を与え、
生きる勇気を植え付けてくれるのだと思います。
これは親子の関係だけでなく、会社での人間関係、友達同士での人間関係など、
あらゆる間柄に通じることだと思います。
人は感情に走ると、先ず「自分」が中心になってきます。
一旦、感情のスイッチが入ると、それ以外のものは受け付けられないように
なっていると思います。
しかし、そこで自分の感情をコントロールし、相手の感情を汲み取れるようになれば、
因果応報で、また自分に跳ね返ってくるのではないでしょうか。
私も何気ない人生の一コマではあったけれど、
母のように相手の感情を汲み取れる感覚を持ちたいものです。
じゃ、また明日!
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