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今日の夕方のニュースで「神山まるごと高等専門学校」の取材をしていました。
まだ入学して2か月だけれども、どの生徒も勉強を楽しんでいるようで、
未来を楽しんでいるようでした。
こういう学校があるのは知らなかったのですが、今年の4月2日が開校日でした。
徳島県の自然の中にある新しい学校で、1学年40名の全寮制。
15歳から「テクノロジー」と「デザイン」と「企業家精神」を一度に学ぶのです。
15歳から20歳までの5年間で、未来を変える力を身に付けた独自の人間を育む
ようで、21世紀の「人間力」を育てる5年間のようです。
建学の精神は「まるごと学ぶ学校」
人間の豊かな未来を創造するために 必要な力を「まるごと」学習する
神山まるごと高専では、世の中に変化を作り出し、日本の将来を担う学生を
輩出する事を目指しています。
複雑化する現代社会において、世の中に変化を創り出すためには、
専門的な知識を学ぶだけでなく、その知識を実践に繋げる力や
世の中に受け入れてもらう力が必要であり、
これらの力は単体ではなく、複合的に学ぶことによってこそ
価値があると考えています。(HPより)
授業のみならず、課外活動や寮生活などの機会からも「まるごと」学習する。
成功も失敗も糧とし、全ての経験から「まるごと」学習する。
と言ったように「全ての経験に学びがある」という考えは、人生そのものにも
通じるものがあると思います。
と、思ったら、Missionに
「人生を切り拓く自信を掴み取る場になる」と書いてありました。
そして、Visionには、
失敗を恐れる必要は私達の学校にはありません。
すべては成功までの挑戦の過程だからです。
とあります。
こういう建学の精神は、今現在に必要とされている学校だと思います。
生徒たちが楽しみにしているのは、週1回ある起業家の社長や
代表の方の実際のお話。
どのように今現在の自分になって行ったかという話を興味深く聴いていました。
HPでは「学費無償化を目指す」とありましたが、
実際にはすでに無償化になっていました。
建学の精神に賛同して下さる大企業の社長さんらからの寄付で
無償化が実現できたようです。
楽しんで勉強している姿を見せてくれるので、
これぞ「学校」という気持ちになります。
5年後、彼ら彼女らがどのように成長しているかが楽しみです。
こういう前向きな学校の反面、イジメや引きこもりで
学校が楽しくない子ども達が楽しくなる学校があっても良いと思います。
要は、色々な子どもたちに自分に合った学校があり、それぞれが
管理教育や偏差値教育ではなく、「人間教育」がなされる場があれば、
それぞれの子どもたちを育む教育が出来ると思います。
本来、学校と言う所は楽しい所だと思います。
今の子どもたちが学校は楽しくない、疲れる、行きたくないというのは、
何処か本来の教育から逸れている部分があるからだと思います。
これからは今までと違った教育の場が増えてくると思います。
自分に合った教育の場で10代を過ごすことが出来たなら、
生きる力を身に付けた人間が増えていくと思います。
じゃ、また明日。
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