18年前、当時小学5年生だった男性が、第三者委員会の最終報告書で
「市教育委員会による意図的な資料の隠ぺいや、市議会での虚偽答弁があったと
認めた」
さらに「市教委が学校側に働きかけて、当初いじめを認めていた学校側の見解を
変えさせたとみられる」と報告しました。
これを受け、長田淳・市教育長や当時の担任教諭らが、被害者側との面談に応じ、
当時の対応について説明しました。
2005年:神戸市立小学校で当時5年生だった男性が、複数の同級生から
暴力を振るわれ金銭50万円を脅し取られるなどの被害を受けました。
2007年:男性側は同級生の保護者らに損害賠償を求めて提訴しました。
2009年:大阪高裁がイジメを認定して、加害者側に慰謝料の支払いを命じました。
2022年:神戸市教委は「ない」としてきた男性への聞き取り文書の存在を
一転して認めました。
しかし、一方でいじめについては「被害者に十分な聞き取りが出来なかった」
などとして認めてきませんでした。
2023年:5月になって市教委の第三者委がいじめを認定し、市教委の「隠ぺい」を指摘。
2023年:6月12日、男性側は市教委の教育長や当時の担任らと面会しました。
(ABCニュース)
男性は、当時適切な対応をしなかった担任に対して、強い不満をぶつけました。
【被害にあった男性】
「なんで不適切な対応をしたんですかっていう理由を聞いているんですよ。
理由を答えてください」
【被害にあった男性】
「50万円のお金のやり取りやクラス内での暴力暴言、物の破損がある…
これは普通のことですか?これは異常なことですか?」
【当時の担任や教頭】
「普通じゃないと思う」
【被害にあった男性】
「それに対していじめと思わなかったわけですよね、判断ができなかったんですよね?当時…」
【神戸市教育委員会】
「そうですね」
さらに男性の父親は、市教委が学校側にいじめ隠ぺいの指示をしたのではないか…
と疑念をぶつけました。
【男性の父親】
「2月末の時点で教育委員会にいじめですと報告していた。
そこから3月になって変わったのはなぜなのか。誰の指示で変えたんですか」
【当時の教頭】
「誰かに言われたという認識はないです」
【男性の父親】
「いじめ事案について認識を変えろと具体的に言われたんですか?」
【当時の担任】
「それはなかったと思います」
当時の担任は、市教委からの指示について否定しました。
その後も男性側と市教委側の話は折り合わず、3時間以上にわたって行われた異例の面会は、
男性側が納得しないまま終了しました。(関西テレビ「newsランナー」6月12日放送)
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