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人は自分が生きるにあたっては「在り方」が大切だと言われます。
私自身の在り方と言うのも、まだまだ模索中ですが、リーダーシップというのも
1つの在り方なのだと思います。
「リーダーシップ」とか「在り方」と言うのは、何か人より秀でたもので、
世間のみんなが認めるようなものでなければならないと思い込んでいました。
しかし、そんなものではなかったと今は思います。
在り方のリーダーシップというのは、
相手に対して良い影響を与えることだと思います。
よって、どんな人でもリーダーシップを持っているし、発揮できるのです。
それを本人が気付いているかどうかの違いです。
今思えば、在り方のリーダーシップを持っていたなと思うのは、
高校の時の用務員のおじさんや、短大の時のボイラー焚きのおじさんでした。
今は用務員さんやボイラ―を焚く必要が無くなったのでその職業は無くなりましたが、
当時は朝早くから出勤してお仕事をされていました。
私も朝早くから学校に行って、花に水やりをしたりお手洗いの液体せっけんの補充を
したりしていました。
好き勝手にやっていたので、おじさん達はよく話しかけてくれました。
そんな時の雑談が、今思えば哲学的な価値観やポジティブな影響を
私に与えてくれたのだと思います。
そして、人が生きる為に最低限必要な土台を作ってくれたのだと思います。
私が学校を卒業してそのまま事務職員として働き出しても、行事ごとの仕事を
教えてくれたのも、用務員のおじさんやボイラーのおじさんでした。
何処に何があって、これをこの時このように使う。と、
1年目は細かい事まですべて教えてくれました。
そして、仕事の在り方、学生に対する捉え方など人としての土台の部分は、
このおじさん達から教わりました。
お給料は教職員より安かったと思います。
しかし「人としての在り方の意識」は高かったと思います。
よって、いつも聞いて良かった、話して良かった。と、気持ちよく帰れたのです。
行事ごとの段取りなど、私がきっちり出来ないと学生に伝えることはできません。
私が失敗すると、学生も失敗してしまいます。
だから1年目に徹底して教えてくれたのだと思います。
今思えば目には見えないけれど、ああいう土台を支えてくれる人がいるから、
物事は成り立っているし、そういう人達は「在り方」が整っている人だと思います。
そして事あるごとに、リーダーシップを発揮している人だと思います。
人は誰でもリーダーシップを発揮することが出来ると思います。
只、自分のリーダーシップに気が付いていないし、
発揮できていないだけだと思います。
自分の中のリーダーシップ、
気付いて発揮していきたいと思います。
じゃ、また明日!