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「家族とは?」と聞かれると、大概の場合、
「夫婦や子どもなどの血縁関係」や「同じ家に住み、生活を共にする者」という
答えが返ってくると思います。
生活を共にする者という事は、そこには何か家族の機能というのがあるのでしょう。
そしてそれは、生きていくために必要なものが家族というものなのかも知れません。
しかし、時代と共に家族の在り方がどんどん変わっていっているように思います。
昭和のテレビドラマに出てくるような、ちゃぶ台を囲んだほのぼのとした家族は、
現在では少なくなっているような気もします。
家族という制度に縛られると、理不尽な事さえ起こってしまう事もあります。
そうであるならば、いっそのこと家族でさえも人間関係の1つの単位とみても
良いのではないかと思うようになりました。
愛情もあまりない関係で1つの屋根に暮らさなければならない状況よりも、
自分が一緒にいたいと思う人間関係の人と繋がった方が幸せだと思います。
好きな人との人間関係を築くならば、相手を支えようとするし、
何かあれば何とかしようと尽くします。
また、たとえ裏切られたとしても、一生支え合える人間関係は幸せだと思います。
家族というものを定義するのは自分自身です。
その描いた定義と合う人と人間関係を結ぶことが出来たなら、
お互いの家族像をすり合わすことが出来ると思います。
自分の考えを押し付けるのでもなく、相手の考えを拒否するのでもなく、
折り合いが付く所で受け入れていけば良いのです。
家族と言う形式や制度ではなく、自分の気持ちに正直に安心して身を任せられる
人間関係だと思えば、そこには自ずとキーワードが出てくると思います。
「愛」「信頼」「感謝」「繋がり」「支援」「喜び」「許し」「受け入れ」など、
これらの抽象的な言葉を、自分がどう感じて相手と繋がっていくのかだと思います。
意見が違えば、喧嘩してでも納得のいくまでお互いをぶつければ良いと思います。
普通の人間関係でも、言いたい事を言わずに我慢をしていると、
いつかはその人間関係は形だけのものになってしまいます。
そうならない為にも、徹底して相手を理解する、相手に理解して貰う。
それが出来れば、さらに強い繋がりになっていくのだと思います。
家族という形もどんどん変化しています。
最近は家族であるが故に辛い思いをしている子どもたちも沢山います。
血縁に限らず、自分が一緒に居て心地よい人のもとに居る方が、
その子にとっては幸せかも知れません。
家族というものを人間関係として捉えたならば、相手と関わって幸せと
感じるかどうかだと思います。
或いは、良いも悪いも相手の全てを受け入れられるかどうかだと思います。
限られた自分の人生、誰と繋がるのかは自分の選択責任だと思います。
じゃ、また明日!