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「学ぶ」と言うのは、誰かに何かを教えて貰うというだけではありません。
日常生活の中にも学ぶ姿勢は存在していると思います。
何か新しい知識を得るのが「学ぶ」のではなく、
自分が考えていなかった事を考える事も「学ぶ」という事だと思います。
例えば進学にしても、学校の先生に相談すると、
本人の成績からして合格できそうな所をアドバイスしてくれます。
しかし、自分の人生で進学というものを考えた時、うっすらとでも、
その学校を出てどのような仕事につきたいかを考えると思うのです。
そうなれば、そのつきたい仕事に関連したことを学べる学科はどの学科なのか。
その学科のある学校は何処なのか、と自分で調べていくと思うのです。
この自分で調べるという事が「学ぶ」という第一歩だと思います。
子育てにしても、親として休まずに学校に行って欲しいと思うのか、
自分の子どもがどんな大人になっていってほしいと思うのか。
そこを考えるのが「子育てを学ぶ」という事になるのではないかと思います。
親はきっちり学校に通って欲しいと思っている。
子どもは学校に行きたくないと思っている。
そんな時「勉強が遅れるから、きっちり学校に行きなさい」と言うのか、
「欠席が多いと内申書に響くから、学校に行きなさい」というのか。
或いは、子どもがなぜ学校に行きたくないのか子どもと向き合って、
子どもがどう思っているのか、じっくりと子どもの感じていることを
聴いてあげるのか。
聞けば、子どもは子どもなりの考えをもっており、
そこには学校に行きたくない理由が隠れている場合があると思います。
その状況が「親が学べる時」だと思います。
学校に行きたくない子どもを理解するには、親として何を学べばよいのか、
親自身が問われている事だと思います。
自分の子どもを成長させるには、学校と言う所に通わせるのが一番なのか。
もしかしたら、子どもは1つの事をもっと深く知りたいと思うから、
授業が面白く感じられないのかも知れません。
もしもそうであるならば、その子はフリースクールのような所の方が、
伸びる可能性があると思います。
そして、その子は自分から積極的に学びたいという姿勢を持っていると思います。
そんな時、親は文部科学省の学校でないと不安を感じているのか。
その不安は何処から来ている不安なのか。
結局は子どもの問題ではなく、親自身の価値観の問題になってくると思います。
それが「親の学び」ではないでしょうか。
親の捉え方で、子どもの将来は変わると思います。
「窓際のトットちゃん」の黒柳徹子さんは、小学校に入ってすぐに、
色々な事に興味があり過ぎて授業中におとなしく出来ないからと、退学になりました。
トットちゃんの親は「自由に興味のあることを学ばせたい」と、本人を尊重して
学校を辞めさせました。
その結果、現在89歳で「徹子の部屋」の番組を続けておられます。
親は子どもにどうなって欲しいのか。
どのように育ってほしいのか。
そこを基準に無理にでも学校に行かせるのか、
その子に合った学校を探すのか、
選択ができるのではないでしょうか。
私自身、まだまだ人に答えを聞こうとしてしまいますが、
「どうすればいいですか?」ではなく、
「どうすればいいか!」で、自ら考えて調べていく姿勢が大切だと思います。
それが自分のあり方にも繋がっていくのだと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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