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パワーハラスメントを防止する措置を企業に義務づける関連法が成立しました。
今回の法律ではパワハラを「職場での優越的な関係を背景に、必要な範囲を超えた言動で就業環境を害する行為」と定義しています。
「無能」「辞めてしまえ」。こうした発言は業務を指示する会話の中で言ったとしても「必要な範囲を超えた言動」とみなされます。
業務の過大要求は、先輩社員が後輩に他の社員の仕事を押し付け、徹夜で働かせると言った行為です。
パワハラと指導の境界線は、客観的に見て業務に必要かどうかです。業務報告をしない、遅刻や頼んだ仕事の締切を守らない部下に対し、上司が叱る事自体は問題ないが、暴言を避け、1対1で指導することなどが求められます。
ネットを開けば、色々なパワハラの相談があります。
「嫌ならやめろ」は相手の立場の弱さを見越して「文句をいうな」という圧力をかける意味では、全く同じです。
①「嫌ならやめろ」はあなたの立場の弱さを利用した暴言
人によっては「お前なんかどこに行っても通用しない」と、追い討ちをかけて来る上司もいるでしょう。
②「嫌ならやめろ」と言ってしまう上司は考えが甘い
上司としては深く考えずに「文句を言わずに仕事しろ」位の温度感で言っている事もあるでしょう。
これで人が辞めた場合、募集をかけて面接をし教育をする必要もある為、膨大なコストがかかります。
③従業員は決して会社の奴隷などではない
「嫌なら辞めろ」と言われる時は、心の中で「どうせこいつは辞められない」と足元を見られている時です。
「上下関係があれば何をやっても許される」と考えている人も多いはずです。
これらがブラック企業と言われる会社の典型のようです。
そこには人間関係は成立しておらず、モヤモヤした気持ちを抱えるばかりです。
もしも、退職願いを出した場合、往々にしてブラック企業の上司は「俺はお前の事を思って厳しくしたんだ、俺が育ててやるからもう少し頑張れ」と、優しく諭すように言って、退職届は受理しません。
本当に相手の事を思い、人間関係が成立しているのであれば、言っている上司の言い方も変わるであろうし、言われた部下も受け取り方が違ってくると思います。
信頼関係があるかどうか、パワハラかそうでないか、両者の間には紙一重の難しい部分があるようです。
じゃ、また!