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私達はコミュニケーションと言えば「如何に相手に伝えるか」と言ったように、
自分の伝えたいことを相手に伝えることを優先しようとします。
しかし、コミュニケーションで大切なのは、相手の話を聞く力です。
相手の言った事を取りこぼさずに拾い上げ、それに対してフォローしていく。
最近はこちらの方が大切だと思うようになってきました。
今までは相手に伝わらなければ、自分の伝え方が悪いのだと、
伝えたことがどれだけ相手に伝わったのかというように、
伝えることに重きを置いていました。
しかし、本当は相手のことを自分がどれだけ理解できているのか、
と言う事の方が大切なのです。
本来コミュニケ―ションは、相手が目の前にいて自分の五感を通して、
相手の状態を感じながら伝えるのが一番だと思います。
同じ言葉でも、相手が気分の良い時に伝えるのと、機嫌が悪い時に伝えるのとでは、
受け取られ方が違ってきます。
普段なら笑ってすまされる事でも、たまたま機嫌が悪いと突っ込んでこられる
時があります。
やはり場の雰囲気を読みながらその場に適した話し方の方が、
より伝わりやすいと思います。
最近はメールやzoomが拡がって来たので、直接傍に居なくても
コミュニケーションを取る機会が増えてきました。
これは便利で嬉しいのですが、やはりいつも横に居て相手を見ている場合と、
メールやzoomだけのやり取りの場合では伝わり方が違うと思います。
特にメールの場合は相手の顔が見えないので、今相手がどういう状況かが
わからずに伝えてしまうことがあります。
目の前に居れば相手の顔色や表情を見ながら、考えて伝えていけるのですが、
顔が見えない分、慎重にしないと思った通りに伝わっていない時があるかも
知れません。
伝わったつもりで話を進めていくと、思わぬ結果になる場合があるので、
気を付ける必要があると思います。
そして、それより何より大切なのは、自分が伝えるよりも相手の話を
どれだけ聞くことができるかです。
メールだと相手の話を聞く機会が少ないので、相手の状態を意識しながら
伝えるというのは難しくなります。
その場の空気を読むのも難しくなります。
その時の相手に合った話し方も難しくなります。
如何に相手の話を聞くことが出来るかという事が重要です。
相手が今どういう感情でいるのか、相手が今何を考えているのか、
それらを想像しながら相手を聴いていく。
相手の話を聞く力は非常に大切だと思います。
昨今、メールばかりで終わってしまう人間関係も増えました。
よって、自然消滅の関係も増えました。
そんな中で如何に相手の話を聞くことが出来るのか。
相手と自分を繋げていくことが出来るのか。
いつも自分の伝えたい事を伝えていた私ですが、
相手の話を聞く力をもっと身に付けたいと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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