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折角人に褒めて貰ったのに、素直に受け取れない人がいます。
私も褒めて貰ったことを「いえいえ、そんなことないです」と直ぐに言ってしまいます。
自分は謙遜のつもりで言っているのですが、実は褒めて貰ったことをちゃんと受け取って
いないという事になるのです。
その裏には「私なんて・・・・」と、自信が無かったり自己評価が低いのです。
よって、きっちり受け止めないと、自己評価が低いままの状態が続いてしまうのです。
相手の褒め言葉が受け取れないというのは、
良い言葉に反応しなくて、悪い言葉に引っ張られている状態です。
逆に言うと、悪い言葉を受け取ってしまっているのです。
これは自分のクセであり、いい言葉には反応が薄く、悪い言葉や嫌な言葉には
過敏に反応するクセが付いてしまっているのです。
そしてそのクセは他者評価が悪かった印象だけを残していくのです。
9人の人が「おはよう」と言ってくれたのに、たった1人が返事をしてくれなければ、
あの人は挨拶をしてくれなかった。私は何かあの人に悪い事をしたのだろうか。
と、そちらが全てのように受け止めてしまうのです。
ほとんどの人が「素敵です」「自分もそういう生き方をしたいです」と言っているのに、
数人が批判的な事を言うと、そちらに引っ張られて褒めてくれた人をスルーしてしまう。
自分が投げた言葉を相手が「自分もそういう生き方をしたいです」と、
きっちり受け取ってくれたという事を、自分が受け取る。
自分の中に相手が受け取ってくれたという事を受け取って落とし込めた時、
「自分は自分で良いのだ」「自分はここにいてもいいのだ」と、
自己肯定感が出てくるのです。
褒めてくれた言葉を素直に受け取れないのは認知の歪みであって、
これはクセのようです。
クセであるならば直すことが出来るので、褒め言葉を素直に受け止めて、
自分の中に落とし込むようにすれば良いという事です。
私は自己肯定感が低かったので、褒めて貰ってもそんなことはないと思っていたし、
素直にありがとうございますと、今でも言えません。
むしろ褒め言葉をそのまま、はいそうですといえば、うぬぼれにならないかと
さえ思っていました。
これは自分で自分を認めていなかったという事だと思います。
自己評価が低い人ほど、受け取れないというのも、納得です。
クセを直すには、褒め言葉や嬉しい言葉を素直に受け取って、反芻して自分の中に
落とし込む。それが自信につながっていくのだと思います。
批判や悪い言葉を受け取りに行って、それが他人からの評価が悪かったように
妄想するのは、自分をマイナスの方に落とし込んでいる事になるのです。
ネット上でも人を陥れるような質問をし、その返事がないと「どうなっているんだ」と
騒ぐ人もいますが、それもやはり自己肯定感が低いのだと思います。
返事がないことを自分が無視された、自分を認めて貰えないとそこに引っ張られ過ぎ、
余計にそこに固執してしまうのも一種のクセだと思います。
そういう人も人から認められたり、褒められたりしている部分もあると思うので、
褒められた部分を自分がしっかりと受け止めることが出来たなら、人の批判や
誹謗中傷をする必要が無くなるのにと思います。
私自身、人のことを言う暇があれば、もっと素直に自分を褒めてあげようと思います。
じゃ、また明日!