タグ:
日本人は自己肯定感が低いです。
私自身を含めて、最近特にそれを感じるようになりました。
自己肯定感が低いから自分に自信がなく、主体的に生きることが出来ないのです。
急速なIT化の影響で10~20年後には、今ある職業の49%位が機械に代替されるとか。
そうなった時には「自分で考え、判断し、責任を持って行動する」主体性が必要です。
今の教育は個性や特質を出さないよう、平均値を求められます。
よって個性や能力のある子どもにとっては息苦しい環境になっています。
IT化の世の中になった時、社会から求められるのとは逆の教育です。
個性やその子の能力を伸ばす教育、その子の特性や強みを活かす教育が
必要になってくるのです。
主体性は学校教育に任せるのではなく、子育ての時から意識する必要があると思います。
親が干渉しすぎると、子どもは次第に受け身になってしまいます。
「顔は洗った?」「忘れ物ない?」「早くご飯食べなさい」「宿題は終わった?」
など、先回りしてチェックしがちです。
そうなると主体性はどこかに吹っ飛び、「どうせ親が言ってくれるのだから」と、
受動的思考になってしまうのです。
あるスクールでは、主体性を引き出すために「どうする?」と聞いて、子どもに考え
させているようです。
「服はどれにする?」「何が食べたい?」など、「自分で決める力」を
重ねているようです。見守るには忍耐が必要かも知れませんが・・・。
それで子供が「今日はこの服が着たい」と言った時、「そっちを止めてこっちにしたら」
と、親が言ってしまえば、自主性の芽を摘んでしまう可能性があります。
なぜなら、子どもは親に言われたら「言われた通りにしておこう」と思ってしまい、
新しい事に挑戦するチャンスを失ってしまうのです。
子どもが自主性を育む上で重要なのが、自然遊びや実感遊び、スポーツや芸術活同など、
子どもが興味を持つことは、なるべく体験する方が良いのです。
家庭内でも学校でも「教える人」と「教えられる人」ではなく、はたまた
「監視する人」と「監視される人」でもないのです。
多少の失敗をしても、その失敗を責めるのではなく「もう一度やってみよう」と、
見守りの姿勢を示すことによって、「失敗した自分でも受け入れて、愛して貰える」
という自己肯定感が生まれるのです。
これは小さい時から「自分で選べる」環境を作る必要があると思います。
子育てにしろ、幼稚園・保育園、小学校・中学校も。
今は数少ない選択肢の中からでしか選ぶことはできません。
主体性を身に付けさすためには、選択肢を増やす環境作りが必要だと思います。
この段階で「自分で考え自分で判断し、自分で行動する」ことが身に付いて
いなければ、社会に出てもやはり主体性がなく、自信のない自己肯定感の無い
大人になってしまうと思います。
自分を振り返っても、自己肯定感は小さい時からの積み重ねだと思います。
自己肯定感があることによって自信が付き、主体的になれるのです。
そして小さい時は周りの大人が選べる環境作りをする必要がありますが、
大人になると、自分が自分で選べる環境づくりをすることになります。
それは自分で内なる自分の環境づくりという事になるのだと思います。
そしてそこでも必要なのが、「自己肯定感」と「主体性」だと思います。
じゃ、また明日!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

投稿者

jibunoikiru@gmail.com

関連投稿

タグ:

2280枚目■ 行動と言葉を一致させる

「言行一致」とよく言います。口で言っている事...

すべて読む
タグ:

2274枚目■ 「無理」「ならどうする」

何かをやろうとする時、或いはやりたいと思う時...

すべて読む
タグ:

2235枚目■ 何を捨て何を残すか

私は昔から「マイナスの美」の美しさが好きでし...

すべて読む
タグ:

2233枚目■ 自分が自分をどう思うか 

私たちは人目を気にして生きている場合がありま...

すべて読む
タグ:

2232枚目■ 目的の為なら共にやれる

今回のNHK「新プロジェクトX」は、世界遺産...

すべて読む
タグ:

2231枚目■ 共に目標を達成する能力 

人が他人と協力し共同の目標を達成する能力は、...

すべて読む